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明日8日(金)は関東で雨や雪に 東京都心も雪の時間帯がある可能性

ウェザーニュース / 2024年3月7日 8時55分

ウェザーニュース

関東では明日8日(金)の日付が変わる頃から昼頃にかけて天気が崩れ、雨や雪が降る予想です。

南岸低気圧の影響によるものですが、低気圧の発達度合いや位置、寒気や降る強さなど予測に幅があるため、雨になるのか雪になるのか、予想が非常に難しくなっています。

東京など雪になっても水分多い湿った雪質か

今回、雨や雪を降らせる低気圧は九州方面から進んでくるものではなく、今日7日(木)の東海沖にできる風と風がぶつかる“シアーライン”上で発生するものになります。この発生した低気圧が発達しながら関東の南を進み、雨や雪を降らせることになります。

上空1500m付近には、関東平野で雪を降らせる目安となる−3℃以下の寒気が関東付近まで南下していて、雪になるところがある見込みです。今のところ、東京都心など関東南部周辺では、気温が雪になるか雨になるかギリギリのところの予想のため、少し気温が違うだけで雪か雨かの変化が出てきそうです。雪が降ったとしても水分の多い湿った雪となり、積もりにくい雪質になると考えられます。

難しい予想 各機関の予測も分かれる

ウェザーニュースでは独自の予測モデルに加えて、日本の気象庁や世界各国の気象機関が発表する予測モデルも参考にしながら予報を組み立てています。

上記の図は、いくつかの予測モデルの8日(金)朝6時を予想したものです。青色系が雨、ピンク色系がみぞれや雪の予想を表し、ともに色の濃いほうが雨や雪が強まることを示しています。

この図を見ると、関東周辺に雨とみぞれ/雪の予想の境目があるものが多くなっています。ただ、その中でもそれぞれの予測には違いがあり、沿岸部を除いて雪寄りで北部や西部で強まる予想のモデルもあれば、東京や神奈川、埼玉周辺に雨寄りの予想が広がっているモデルもあります。また、雨や雪の降る範囲が狭めの予想のもの、広めの予想のものとある状況です。

また、降り方が強まると気温が下がり雪寄りになりやすい傾向がありますが、強さの予測にも違いがあることがわかります。

今回の雨雪は、発生してからすぐの低気圧が発達をするものによるため、低気圧の発生位置や発達を始めるタイミング、発達度合いなどの予測が難しく、寒気の強さや降水降雪範囲にも大きな幅がある状況です。

東京都心でも雪の可能性あり

通常は雨や雪のタイミングが近づいてくると、だんだんと予報の幅が少なく精度が高くなってくるものの、今回の雨雪に関してはまだ予測の幅が大きく、雨になるのか雪になるのか、どのくらいの積雪になるのか、特定しにくい状況です。

現在のウェザーニュースの予報では、東京都心付近では雨に雪が混じり、雪となるタイミングがあるとみています。雪に変わっても積もりにくい雪質であるため、しっかりとした積雪にはなりにくいと考えています。ただ、降り方が強まると気温が下がるため、積もるリスクが出てきます。

たった1℃の気温の違い、少しの降り方の違いで影響が変わることが考えられます。直前まで最新の見解に合わせて予報が変更になる可能性もありますので、随時、最新の情報を確認するようにしてください。

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