来週も南岸低気圧が通過 暖気が流れ込み強雨に注意

ウェザーニュース

3月に入り相次いで南岸低気圧が通過しています。来週中頃にも次の低気圧がやってくる見込みです。南から暖かな空気が流れ込むため、関東などで雪になる可能性は低く、むしろ強い雨に注意が必要となります。

関東など平野部の雪はない見込み

来週12日(火)頃は南岸低気圧が通過する予想となっています。低気圧に向かって南から暖かな空気が流れ込み、関東平野で雪を降らせる目安になる上空1500m付近で−3℃以下の寒気は東北北部まで北上する見込みです。

現時点では関東などで雪になることはないとみられます。暖気が流入することで低気圧の周辺で雨雲が発達し、西日本の太平洋側や東海、関東などでは局地的な強雨に注意が必要です。

積雪地域でも雨や湿った雪になる可能性があり、低気圧の通過後に寒気が流れ込んで雪がまとまった場合は雪崩の発生が懸念されます。

13日(水)にかけては低気圧が急速に発達して沿岸部を中心に風が強まる見通しです。雨だけでなく風への備えも必要になってきます。