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岐阜退団のDF小山新が24歳で現役引退、J3で12試合出場「中途半端な気持ちで通用するほど甘い世界ではない」

超ワールドサッカー / 2023年2月22日 10時45分

写真:©︎J.LEAGUE

FC岐阜は22日、DF小山新(24)が現役を引退することを発表した。

小山は青森県出身で、青森山田中学、高校、関西大学と進学。2021年に岐阜に入団した。

プロ1年目は明治安田生命J3リーグで2試合に出場。2年目の2022シーズンはJ3で10試合、天皇杯で2試合に出場していた。

小山はクラブを通じてコメントしている。

「現役を引退します。決して簡単ではなかったこの決断ですが、後悔していません。後悔してないというよりは、これからの人生で後悔しないように一生懸命生きていくという覚悟を決めました」

「17年間のサッカー生活。辛かったし、苦しかったし、最後の最後まで悔しかったけど、最高でした。最初はただボールを追いかけて、蹴ることが楽しいだけのサッカーがいつか自分の夢や目標になっていました」

「J1のトップレベルでプレーしたい」

「日本代表になりたい。」

「夢や目標があったからきっとここまで夢中になることができました」

「昨シーズン、FC岐阜の契約が満了になり、次のチーム探しも思うようにいかず自分のサッカー人生と向き合う時間の中で、自分の実力不足と限界を感じ、目標を諦めてしまっている自分がいました」

「僕が幼い頃、プロサッカー選手に憧れて、夢や目標にしてきたように、プロサッカー選手という職業は人々に夢や希望を与えることができる仕事だと思います。だからこそ、プロサッカー選手として生きる以上、自分も本気で夢を追い求め、こだわり続ける必要があると感じていました」

「自分が夢を諦めてしまっている状態で、人々に夢を与えるようなプロサッカー選手になれるのか。惰性でサッカーを続けることを自分が許していいのか。自分は何のためにサッカーをしているのか。中途半端な気持ちで通用するほど甘い世界ではないということは身に染みて感じています」

「サッカーを本気で続けてきたからこそ、中途半端な覚悟や気持ちでサッカーを続けることは自分の中で許せることではないので、今回引退することを決めました」

「応援してくれていた方々の期待に応えることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

「それでも、満了になったあとも、僕のこれからを気にしてくださる声をたくさん頂くことができて、期待される幸せもたくさん感じました。ありがとうございました」

「僕のサッカー人生の1番の財産は出会いです。サッカーを通してたくさんの人と出会うことができました」

「サッカーはもちろん、人生の生き方や人としての在り方を教えてくださった指導者の方々。ライバルとして、仲間として共に切磋琢磨してくれたチームメイト。こんな僕でも応援してくれる人にも出会うことができました」

「サッカーを通してたくさんの出会いがあり、たくさんのことを学ばせてもらいました。サッカーというスポーツ、そしてサッカーを通して出会ってくれた人々に心から感謝しています」

「サッカー人生はここで終わりますが、これからの人生の方が長いです。これからが勝負だと思っています」

「サッカーしかやってこなかった人間がサッカーをやめるのは、正直怖さや不安も多くあります。きっと色んな壁にもぶち当たるでしょう。それでもサッカーを通して学んだ様々なことを活かしながら日々成長して頑張っていきたいです」

「自分を誇れる生き方をしたい。」

「これからも自分らしく謙虚にひたむきに頑張ります」

「小山新という1人のサッカー選手を支え、応援してくれた全ての人に心から感謝しています。幸せでした。ありがとうございました」


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