5年ぶりの大舞台…リーグ杯決勝で先発予定のカリウスに同僚が期待「人々に証明すべき」

写真：Getty Images

ューカッスルの元U-21ドイツ代表GKロリス・カリウスが、5年ぶりの大舞台を迎える。

EFLカップ(カラバオカップ)準決勝でサウサンプトンを退けたニューカッスル。ただ、26日に行われるマンチェスター・ユナイテッドとのファイナルを前に、チームはGK陣に重要な問題を抱えている。

18日に行われたプレミアリーグ第24節のリバプール戦で守護神を務めるイングランド代表GKニック・ポープはハンドを犯してしまい、一発退場。規定によってEFLカップ決勝は出場停止となってしまった。

また、第2GKのマルティン・ドゥブラフカも、1月までユナイテッドにレンタル移籍しており、EFLカップに出場したことから起用不可能。突如として出番が回ってこようとしているのが第3GKのカリウスだ。

マインツで頭角を現し、2016年夏に加入したリバプールでは守護神を務めていたカリウス。しかし、2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ決勝でレアル・マドリーを相手に敗北につながる決定的なミスを2度犯したことでキャリアが暗転し、その後はベシクタシュやウニオン・ベルリンへレンタル移籍していた。

今シーズンからは第3GKとしてニューカッスルに加入したが、ここまで一度も出番がなく、公式戦でベンチに入ったのは8試合のみ。さらに2021-22シーズンも一度もピッチに立っておらず、最後にプレーしたのは、ウニオン時代の2021年2月に行われたホッフェンハイム戦となっており、出場すれば実に2年ぶりの公式戦となる。

このピンチにチーム内では不安が広がっていると思われたが、エースであるイングランド代表FWカラム・ウィルソンは『BBC』のポッドキャストでドイツ人GKへの期待を語った。

「あの決勝から彼のキャリアは急降下した。彼は人々に証明すべきことがたくさんある」

「彼はスタジアムにいる誰よりも、彼に対する人々の評価を覆すインスピレーションを持っているんだ」

クラブ史上初となるリーグカップのタイトル獲得を目指すニューカッスル。カリウスは5年前の借りを返すような活躍を見せられるか。