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リーズに競り勝ったチェルシーが7戦ぶりの白星! W・フォファナのPL初弾で4試合ぶりの得点《プレミアリーグ》

超ワールドサッカー / 2023年3月5日 2時47分

写真:Getty Images

プレミアリーグ第26節、チェルシーvsリーズ・ユナイテッドが4日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが1-0で勝利した。

前節、トッテナムとのダービーに完敗し、泥沼の公式戦6試合未勝利となった10位のチェルシー。週明けに逆転突破を目指すチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦を控える中、前回対戦で0-3の完敗を喫した17位のリーズを相手に7試合ぶりの白星を狙った。

ポッター監督はトッテナム戦から先発3人を変更。いずれも負傷のチアゴ・シウバとリース・ジェームズに代えてヴェスレイ・フォファナ、バディアシル、ツィエクに代えてコバチッチを起用。並びを[4-2-3-1]から[3-4-2-1]に変更した。

7戦ぶりの勝利に向けて勢いを持って試合に入ったチェルシー。ボールの主導権を握って押し気味に試合を進める中、15分にはビッグチャンスが訪れる。

自陣でのルーズボールを制した流れからスターリングがドリブルで持ち上がって背後を狙うハヴァーツに完璧なスルーパスを供給。そのままボックス右に持ち込んだドイツ代表MFはGKとの一対一で右足のチップキックを選択するが、これはメリエの見事な反応にはじき出される。

この決定機をキッカケに攻勢を強めるホームチームは22分、中央で起点を作ったフェリックスが味方にボールを預けた後にボックス中央でスターリングの折り返しを右足ダイレクトで合わせる。だが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩く。

その後はハヴァーツのお膳立てからエンソ・フェルナンデス、チルウェルらにシュートチャンスが訪れるが、得点力不足が課題のチームは仕留め切れない。

また、前半終盤にかけてはリーズが盛り返す形となって主導権も失いかけたホームチームは、最低限のゴールレスで試合を折り返す形となった。

迎えた後半も同じメンバーで臨んだポッターのチームは、立ち上がりから攻勢を仕掛けていく。すると、53分には待望の先制点が生まれる。チルウェルの左CKをボックス中央で競り勝ったW・フォファナが巧みなヘディングで合わせ、プレミアリーグ初ゴールとした。

公式戦4試合ぶりのゴールによって先手を奪ったチェルシーだが、試合の主導権を掌握し切れない。反撃に出るリーズにアダムスやラターのシュートでゴールを脅かされる。

この流れを受けてポッター監督は68分、フェリックスとスターリングを下げてギャラガー、ザカリアと守備的な選手を投入。苦戦し始めた中盤の争いの部分でテコ入れを図った。ただ、71分には相手セットプレーからマッケニーに際どいヘディングシュートを許す。

その後は守勢が続き、追加点はおろか決定機まで持ち込めない苦しい展開が続く。そういった中、マドゥエケやチャロバーとフレッシュな選手を投入し、逃げ切りを図る。

最少得点差のままで突入した後半アディショナルタイムにはリスクを冒して前に出るリーズの攻勢に晒される。そして、コッホやジョセフ、ラストプレーでは攻撃参加したGKメリエにフィニッシュまで持ち込まれるが、何とか耐え切った。

この結果、リーズとの接戦を制したチェルシーが7試合ぶりの勝利を収め、週明けのドルトムント戦へわずかながら弾みを付けている。

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