“元祖ディーバ”キム・チュジャ、初のCDを発売
Wow!Korea / 2014年6月4日 7時58分
韓国歌手キム・チュジャ(63)が33年ぶりにお披露目するアルバム「It's Not Too Late」が2日、ベールを脱いだ。
これまでキム・チュジャは「遅くなる前に」や「コーヒー一杯」、「嘘よ」などのヒット曲が収められたLPを発売していたが、CDを発売したのは今回が初めてだ。
アルバムには作曲家兼ギタリスト、シン・ジュンヒョンの曲「分かってくれなかった」や私のそばにいるように」「太陽の光」など5曲をはじめ、作曲家イ・ボンジョ、キム・ヒガプ、新人ソングライターチョン・へジョンの「春川の空」など9曲が収録された。
タイトル曲「分かってくれなかった」はファンキーなグルーヴに、キム・チュジャの実験的で独特な唱法が強烈だ。また「太陽の光」では、すすり泣くようなスキャット(意味のない音で歌う唱法)を披露しており、「春川の空」では、さらに細く声を出すなど曲ごとに異なるキャラクターを演じているようだ。
特にファンキー、ソウル、サイケデリック、ネオトロットなど多様なスタイルを行き来しており、アナログ世代の感性を再現した点は、年輪を見せる大木だ。、ここのベーシストソン・ホンソプ、ギタリストのハン・サンウォン、ピアニストのチョン・ウォンヨンの演奏が加わった。
感想には「予想通りの音楽がまさに出てきた。1960年代末のサイケデリック、ファンク、ロック。キム・チュジャのボーカルも1970年代のまさにその声だ」、「ロックからサイケデリックにトロットまで。レジェンドオブレジェンド」などのコメントが書き込まれた。
音盤流通会社は「ボーカルレコーディングは、最近のレコーディング方式から脱皮して、1960~70年代のアナログ時代のレコーディング方式であるワンテイク(曲全体を一度に収録する方法)方式を選んだ」とし「多くの実験性と多様性を込め出しただけに、オールドファンはもちろん、若い世代も共感してくれると期待する」と述べた。
なお、キム・チュジャは来る28~29日、江南区(カンナムグ)三成洞(サムソンドン)COEXDホールで初公演を行い、7月からは全国ツアーを行う。
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