イタリア中部地震(2016)

イタリア中部地震(2016)

8月24日、イタリア中部のペルージャ付近でマグニチュード(M)6.2の地震が発生した。震源地に近い山間部の町・アマトリーチェなどでは、中世の雰囲気が残る石造りの建物が多数倒壊、現地の住民だけでなく観光客も下敷きとなり、既に200人を超える死者が出ている。[写真]AFPBB News(8月27日更新)

8月24日未明、イタリア中部でM6.2の地震

発生は2016年8月24日3時36分(現地時間)。米地質調査所(USGS)によると、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.2。一方、伊当局によると本震はM6.0で、震源の深さは4キロ。本震の1時間後にM5.4の余震があったという。

震源に近い山間部の町アマトリーチェなどでは、中世の雰囲気が残る石造りの建物が多数倒壊した。
現場は小さな集落が点在する山岳地帯。崖崩れやインフラの損壊などもあり、救助作業には困難が伴っているもようだ。
「村の半分が消滅してしまった」

震源地に隣接したラツィオ(Lazio)州の山村アマトリーチェ(Amatrice)の村長、セルジオ・ピロッツィ(Sergio Pirozzi)氏は、「村の半分が消滅してしまった」と語った。夏の観光シーズンを迎えていた村には多くの旅行客が訪れていた。

現地の様子

ドローン撮影による現地の映像

CNNによるニュース映像

現地で撮影された動画・写真

現地の「地震前と地震後の比較画像」