特集2016年12月14日更新

芸能界に衝撃!成宮寛貴引退特集

12月9日、「フライデー」で違法薬物疑惑を報じられた俳優の成宮寛貴が芸能界引退を発表しました。人気イケメン俳優の突然の引退に芸能界、そしてファンの間にも衝撃が走っています。報道から引退に至るまでの経緯、その影響をまとめました。

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12月9日、成宮寛貴が芸能界引退を発表

違法薬物を使用した疑いがあると報じられた俳優の成宮寛貴(34)が芸能界を引退することが9日、所属事務所「トップコート」から発表された。

本人のコメント

◆成宮寛貴メッセージ全文

 全ての原因を作ったのは自分自身だと承知しております。心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました。

 この仕事をする上で人には絶対に知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされてしまい、このまま間違った情報が拡がり続けることに言葉では言い表せないような不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです。

 今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けるとおもうと、自分にはもう耐えられそうにありません。

 今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい。今後芸能界の表舞台に立つ仕事を続けていき関係者や身内にこれ以上の迷惑をかける訳にはいかない。少しでも早く芸能界から去るしか方法はありません。

 元々何もない自分をここまで育ててくださった関係者の皆様本当にありがとうございました。応援してくださったファンの皆様、こんな形で去っていく自分を許してください。

 本当にごめんなさい。そして、ありがとうございました。

 2016.12.8 成宮寛貴

プロフィール

本名・平宮博重。1982年9月14日、東京都生まれ。34歳。2000年に宮本亜門演出の舞台「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」でデビュー。01年「溺れる魚」で映画初出演。02年、日本テレビ系「ごくせん」の野田猛役で注目を浴びる。05年、エランドール賞新人賞。10年にTBS系「ヤンキー君とメガネちゃん」で初の地上波連ドラ主演。12年のテレビ朝日系「相棒」のシーズン11から15年のシーズン13まで、3代目相棒・甲斐享役を演じた。172センチ。血液型A。趣味・特技は水泳、読書、観葉植物。

「弟を支えるために」芸能界入り

 母子家庭で育ち、14歳の時に母が他界。以来、身内は6歳下の弟だけ。15年にTBS「A―Studio」に出演した際には「一生懸命だった」と当時を回顧。生計を立てるため中学の途中から働き始め、高校には進学せず引越センターなどでアルバイト。「やっぱり学歴がどれだけ世間に出るのに大事かっていうことをすごく身に染みて…」と自らの稼ぎで弟を高校、大学と進学させた。

 芸能界入りのきっかけは「どうやったら大学を卒業した人たちを超えるお給料をもらえたりだとか、弟を支えていくことができるのだろう」と考え、たまたま話をもらったオーディションを受けたことだと明かした。

引退に至るまでの経緯

12月2日、「フライデー」がコカイン吸引疑惑を報じる

12月2日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)で、成宮寛貴が薬物らしきものに興じる様子をとらえた写真が掲載されたのだ。記事では、同席した男性がこの薬物を「コカインだ」と証言し、「美味しかったぁ、美味しかったぁ」と成宮寛貴が恍惚にひたる肉声音源を、編集部が入手していることを明らかにしている。
 記事には成宮の自宅で撮られたという画像が数枚。リビングらしき室内でテーブルの上につぶれた空き缶と白い粉、グラス等が置かれている。その際の肉声データもあるといい、おそらくスマートフォンの動画機能で、成宮に気づかれぬよう撮影されたものだろう。スマホをいじっている素振りでこっそり動画を撮影することは難しくない。

 これを撮ったという成宮の友人男性が証言者となっており、つぶれた空き缶は大麻を吸うために成宮がその場で自作したもの、コカインは小さなマドラーですくいあげて鼻から吸引し、さらにケタミンも使用していたという。11月9日の午前3時半頃に撮られたものだそうだ。男性は成宮と二人きりではなく、もう一人別の男性も一緒だったそうである。男性は「成宮は“ヤク中”ですよ」「ヒロキといるとすぐ『クスリを買ってきて』と言われる」と言い、縁を切るため告発に踏み切ったと話している。

同日未明、所属事務所が疑惑を完全否定

成宮の所属事務所は「記事は事実無根。断固として抗議し、あらゆる法的措置をとって参る所存です」と報道を完全否定した。成宮も文書を通じ「非常に憤りを感じます。薬物を使用したことは一切ございません」と反論している。

所属事務所「トップコート」のコメント全文

 弊社所属の俳優である成宮寛貴について、株式会社講談社が発刊した「フライデー12/16号」(12月2日発売)記載の『成宮寛貴「コカイン吸引」疑惑』に関する記事は、事実無根です。

今後弊社と致しましては、成宮寛貴のイメージを損なう記事の掲載を行った株式会社講談社(フライデー編集部)に対し、断固として抗議し、民事・刑事問わずあらゆる法的措置をとって参る所存です。

ファンの皆様、関係者の皆様には、ご心配・ご迷惑をおかけ致しましたことを心よりお詫び申し上げます。

成宮寛貴のコメント全文

 今回フライデーに掲載された事実無根の記事に対して、非常に憤りを感じます。

 私、成宮寛貴は、薬物を使用したことは一切ございません。

 ファンの皆様、関係者の皆様には、多大なるご心配・ご迷惑をおかけ致しましたことを心よりお詫び申し上げます。

同日、「フライデー」は続報の用意があると明言

 写真週刊誌「FRIDAY」による俳優・成宮寛貴の薬物疑惑報道には続報の用意があるという。12月2日放送のインターネットテレビ番組「芸能(秘)チャンネル」(Ameba TV)の電話取材に対して「FRIDAY」編集次長・小柳津純氏が明かした。

 小柳氏によると今回の件は取材におよそ2カ月かけており、記事は確信を持って出したという。「おそらく来週もこのネタは続きます」と明言したことから、9日発売の同誌に第2弾の記事が掲載される可能性が高い。

7日、事務所が「フライデー」編集部に電話

 俳優・成宮寛貴の所属事務所・トップコートが7日、「フライデー」編集部に電話をかけ、“尿検査の結果”を伝えていたことがわかった。

 9日発売の「フライデー」(講談社)によれば、“疑惑写真”の説明を求めた同編集部に対し、トップコート担当者は電話口で、突如「成宮本人とは、何度も話し合いを重ねています。尿による薬物検査も実施しましたが、12月7日付で陰性の結果を得ました」と、質問とは異なる回答をしてきたという。

9日、「フライデー」にて続報が掲載される

 同誌は9日発売号でも続報を掲載。「コカイン要求 生々しい肉声データ」と題し、コカインを隠語で「チャーリー」と呼んで、入手についてのやり取りをしていたとしている。
 同誌はすでに成宮の自宅マンションを特定しているのだろう、11月下旬に自宅から出てきたところだという成宮の写真を掲載。そして前号でも証言者だった友人男性・A氏から、どのようにしてコカインを入手し、どのようにして砕いて吸っていたのかという詳細が明かされている。コカインの隠語である「チャーリー」というワードを使い、A氏にコカイン購入を要求したという内容の肉声データも掲載。2個で1万4000円、らしい。

同日午前、「尿鑑定で陰性」と所属事務所が発表

成宮の所属事務所は8日、尿鑑定を行ったことを明かし「12月7日、薬物検査の結果、陰性の結果を得ました」と疑惑を改めて否定した。

同日夕、芸能界引退を発表

 事務所はマスコミ各社に送信したファクスで、「弊社としても、所属プロダクションにおける社会的責務として、本人からの事情聴取、薬物鑑定など、必要な調査を行ってきましたが、本人の薬物使用を裏付ける客観的事実は確認できませんでした」と説明。その上で、今後の方針を検討していたところ、本人から芸能界引退の申し入れがあった。事務所としては突然の申し入れに大変驚いたという。

事務所のコメント

成宮寛貴にまつわる記事に関しまして、弊社としても、所属プロダクションにおける社会的責務として、本人から事情聴取、薬物鑑定など、必要な調査を行ってきましたが、本人の薬物使用を裏付ける客観的事実は確認できませんでした。

 上記調査結果を受け今後の方針を検討していたおり、本人から芸能界引退の申し入れがございました。弊社としても本人からの突然の申し入れに大変驚き、本人と何度も話し合いの機会を持ちましたが、本人の決意が非常に固かったため、大変残念ではございますが、本人からの申し入れを受けざるを得ないと判断致しました。

 これまでいつも応援してくださったファンの皆様、俳優成宮寛貴と共にお仕事をご一緒させて頂いた関係者の皆様には深く感謝致しております。突然のご報告がこのような形になりましたことを深くお詫び申し上げます

以前からマークされていた?

 そんな成宮は、一昨年頃から、一部マスコミ関係者の間で、不穏なウワサがまことしやかにささやかれていたという。

「『成宮が薬物を使用しているのではないか……』というウワサが立っていたんです。しかし現在まで、これらの情報が裏付けられる動きはありませんでした」(ワイドショースタッフ)

3月にも薬物疑惑の噂が流れていた

「そんな中で、テレビ局編成幹部の間で“捜査当局の本命”と睨まれているのが、有名俳優のHです。ドラマや映画と現在でも幅広く活躍するHですが、昨年夏頃より覚せい剤疑惑が浮上している。社会部の複数記者が裏取りに走り、すでに麻薬取締官にマークされているという情報も入っています」(テレビ局関係者)

 Hと言えば30代のイケメン俳優で、10代でデビューした後から継続的に芸能活躍を続けている。今年に入ってからも連ドラに出演する、文字通りの第一線人気俳優だ。

引退発表後の動き

元事務所、病院検査拒否報道を否定

一部で、薬物疑惑を報じられた後、所属事務所から薬物使用の検査を促されたものの、「病院で検査を受けることを拒否し、自分で調達した簡易キットで検査をした」などと報じられた。

 関係者は「しかるべき機関で検査を受けている」とこれを否定。「立ち会った弁護士が正式な鑑定書を保管している」とした。

フライデー編集部「訴状は届いていない」

成宮の所属事務所は2日の最初の報道の際に「記事の掲載を行った株式会社講談社に対し、断固として抗議し、民事・刑事問わずあらゆる法的措置をとって参る所存です」と表明。しかし、同編集部によると、この日までに訴状は届いていないという。

引退について、フライデー編集部は

 成宮の引退発表を受け、薬物使用疑惑を報じたフライデー編集部は「芸能界引退については、成宮寛貴氏本人の判断なので、本誌がコメントする立場にありません」とした。

現在は海外に“脱出”?

 スポニチ本紙の取材では、成宮氏が引退を発表した9日にシンガポール経由で東南アジアの国に入ったという情報もある。失意の中で海外一人旅に出ている可能性がある。成宮氏は8日に元所属事務所「トップコート」の幹部と対面。直筆の引退コメントの文書を託し、契約解除の合意書に判を押した。出発したのは、これを終えた8日午後以降とみられる。

次の仕事は服飾系?

「新しい仕事を探したい」と周囲に話していたことも分かった。旅の目的は、日本を離れて心を落ち着かせることが一番だが、第二の人生に向けた仕事探しという側面もありそうだ。転身先については、服飾系と予想する声が上がっている。成宮氏のファッションセンスは以前から評価が高い。自ら海外のショーに足を運ぶなど服飾に強い興味を持っていることから可能性は高い。

「なぜ引退?」様々な憶測広がる

「一般人になってマスコミの追求をかわす」説

芸能リポーターの城下尊之さんの見方はこうだ。

「引退し一般人に戻ることで、マスコミの追及をかわす。とにかく、もう追いかけられたくないということなのでしょう。ある映画プロデューサーは、タレントに薬物疑惑が出ただけで、オファーを保留すると言っています。万一、逮捕され、出演キャンセルとなれば、億単位の損害が出るわけですからね。それはドラマも同じですし、スポンサーも次々に離れ、仕事をしようにも続けられない袋小路に追い込まれる。メッセージにある通り、『絶対知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップ』され、もう何もかも嫌になってしまった。所属事務所も、他の所属タレントへの影響などを考え、もう抱えきれないと判断したのだと思います」

「“テレビの後追い報道”」が引退に追い込んだ説

今回、成宮を引退にまで追い込んだのは「フライデー」だけの問題ではない。それは"テレビの後追い報道"の大きさだ。
「事務所がもっとも頭を抱えたのは、すでに撮影に入っていた来年1月スタートのテレ朝ドラマ『就活家族~きっと、うまくいく~』への影響です。『フライデー』で記事になるとわかった段階では、事務所側も"事実無根"と主張し、仕事を継続させることで潔白を強調したがっていましたが、ワイドショーがあれだけ大々的に記事を取り上げたことで、それができなくなってしまった。それはテレ朝も同じ。表向きは、成宮の引退発表を受けて出演見合わせを決定したとテレ朝は説明していますが、降板はそれ以前に決まっていた。だから引退発表後、あれだけのスピードでテレ朝は今後の対応を公表できたんです」(芸能プロ関係者)

「弟の家庭に迷惑をかけたくない」説

真相はどうなのか、芸能ジャーナリストに聞いた。

「母子家庭だった成宮は14歳の時に母が他界。その後は進学せず、祖母と一緒に弟を育ててきました。そのための芸能界入りだったのは有名な話です。でも、その弟は大学院まで進み一流企業へ就職し結婚しました。成宮は真っ直ぐな性格です。もし本当に“陥れられた”のなら、そのことにこそ絶望し“もう、芸能界にいたくない”と思うのも当然ですし、なにより弟の家庭に迷惑をかけたくないと思ったのでしょう」

「セクシャリティな部分」について

引退発表にあたって成宮さんは直筆で

「人には絶対知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされていまい、(中略)これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと自分にはもう耐えられそうにありません」
などとコメントしており、プライバシーに関わる点を報道されたことが引退への大きな原因の1つになったと推測される。
 今月2日に写真誌「FRIDAY」がコカイン吸引疑惑を報道。成宮のコカイン使用現場とする写真を掲載し、これを提供したのは成宮の友人男性だと伝えた。この男性は誌上で、成宮が体をすり寄せてきたことなどを告白し、“ゲイ疑惑”を報じるメディアもあった。成宮は「心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠(わな)に落ちてしまいました」と失望ぶりをつづった。
芸能界に入る前に新宿2丁目でアルバイトをしていたことで、いつまでもセクシャリティに関してあれこれ突かれるのにも嫌気が差していたという。
「彼は、働かせてくれた店に感謝しているし、そのことを隠してもいません。彼の書面にある『プライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません』という言葉がすべてでしょう。また、彼が主張通り潔白であれば、出演作品は残るし、放送されればいくばくかの収入も得られる可能性も残る。映画やテレビ関係者に迷惑はかけたくないという思いもあったのかもしれません」
 成宮は女優のかたせ梨乃に見初められて芸能界入りしたが、それ以前は新宿2丁目の売り専バーで働いていたことは有名。本人もゲイバーで働いていたこと自体は認めているが、弟を養うために働いていたのであって、自身がゲイであることは否定している。

芸能界の反応

和田アキ子

「かわいそうできついけど、やってないなら辞める必要はないよね?ウチらでも(週刊誌などに)書かれて嫌なことあるやんな」とコメント。「記事を読んだだけだから分からないけど」と前置きし、「何のために辞める?『絶対やってない』と戦わなきゃ。やっちゃいけないことを報じられたら。選択がちょっと違うんじゃないかなって私は思う」と不思議がった。

ビートたけし

 たけしは「やめなくたっていいんじゃないの。責任取るような仕事じゃないから、もっと俺みたいに図々しく。相手が『フライデー』だから行きゃあいいんだよ。じゃんじゃん嫌がらせの電話とか…怒られちゃうか。私はあんまり言えた柄じゃないんで、私は具体的にもっと悪いことしちゃったんで」と、スキャンダルを報じられ、同誌編集部を“襲撃”した自身の過去をネタにした。

松本人志

松本は4日放送の同番組で、「あの写真を見て、詳しい人は分かるのかなぁ」「ちょっとわれわれは何も分からないですけど」と首をかしげながら、「『FRIDAY』は、よっぽど自信を持ってやってるんでしょうね」と推測し、「これ、下手したら廃刊ですよ」と最悪のケースも想定していた。

また、「『あいつ薬やってるで』と言われたら、なんとなくそう見えてくるじゃない?」「検査しても『何日前から抜いていた』とどうせ言われるし」「真っ白(なイメージ)は、もう無理かも」とタレントイメージに傷がつくことも予感。番組では、報道の是非について議論が白熱した。

テリー伊藤

「引退するというのは、ちょっと逃げた部分もある感じがする」と指摘。「逃げたまま(第2の人生に)行ってしまうよりも、ちゃんとしといたほうがいいんじゃないかと思う」と薬物疑惑に関する身の潔白を証明すべきと語った。

坂上忍

そして、「フライデー側は、それなりの裏取りがなかったら出せないでしょう」と言い、「でも、成宮君が引退してしまったのは予想外だったと思う」と推測。「今回の場合、引退になって一般人扱いなる。そうしたら真相はどうなるんですか?」と疑問を投げかけた。

竹中直人

 映画『あずみ』で成宮と共演していた竹中は、言葉を絞り出すように「一言っていうのは僕は言えないな。そんな軽々しく一言じゃ、同じ仕事をしてる人間ですからね…。本人の気持ちを想像するだけで『頑張って』なんて言えない」と神妙な面持ち。

北川悦吏子(脚本家)

「元々何もない自分をここまで育ててくださった関係者の皆様 本当にありがとうございました」という直筆のコメントに対し、成宮が出演していたテレビドラマ「オレンジデイズ」の脚本を執筆した北川悦吏子は「もともと何もない? 冗談じゃないよ! 何もない人を、私が書くわけがない! キャスティングするわけがない! 唯一無二でしょ?!」とツイートしている。

IZAM

成宮の映画デビュー作である『溺れる魚』で共演したミュージシャン・俳優のIZAMもツイッターで「どうしてだよ…映画デビューの時、あんなに夢を語ってたじゃないか…監督を筆頭に皆で寒い中、頑張った『溺れる魚』の現場を思い出してくれ」とショックを隠せない模様。

乙武洋匡

乙武さんは2016年12月10日、自身のツイッターに、

「クスリの真偽についてはわからないが、セクシャリティを揶揄するような記事には憤りを感じざるを得ない」
と投稿した。

この投稿の直前に芸能界引退が発表された俳優・成宮寛貴さん(34)のコメントを受けたものと考えられ、「憤り」の矛先は成宮さんの薬物疑惑を報じた際、セクシュアリティについても記述していた「FRIDAY」に向けられているとみられる。

フィフィ

タレントのフィフィはツイッターで「身近な人間と何らかあってセクシャリティを暴露され、それを茶化される辛さからの引退ってのは分かる」としながらも、「薬物の件で法的措置を取る構えだった事務所がそこをうやむやのまま引退で終わりにするのはどうだろう。」と疑問を呈する。彼が今後どのような道を選ぶことになろうとも、まずやるべきことは「薬物疑惑」を払拭するべきだというのが彼女の持論だ。

きゃりーぱみゅぱみゅ

 歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんは、「週刊誌って平気で人の人生狂わす」と、直接の言及ではないにせよ、成宮さんの件を受けてのものとみられるツイートを投稿。13万件以上リツイートされています。

 きゃりーさんは続けて、「あと写真が白黒でコソコソ悪いことしてるみたいで嫌だ。もっと海外みたいにスタバ飲みながら電話してるみたいなのをカラーでハッピーに載せたらいいい」とも。

久田将義&吉田豪

久田:
 東スポのD記者という有名な人がいるんですけども、D記者が(引退コメントにあった)「セクシャルな部分でショックを受けた」っていうところをけっこうエグってた。

吉田:
 フライデーが今すごい叩かれているけど、実はセクシャリティについてはほぼ触れてないんですよ。「薬きめたらトロンとして寄ってきた」とか、あと証言しているのは友人っていう肩書きだけど「僕のことを恋人と裏で言っていた」ぐらいしかなくて、他は薬の話なんですよ。フライデー読んでない人はそれで攻撃しているけど、それを聞くと攻撃すべきは(フライデーではなく)東スポじゃないですか?

ザ・グレート・サスケ

「本人に聞いたところ、成宮さんから“1億円で寝てくれ”と言われたと言うんです。かなり強引に迫られた、と」(同)
 成宮氏の話が出ると泣き出し、
「何かを思い出すと、“痛い、痛い”とお尻をかばう」(同)
 サスケ氏の息子はPTSDと診断され、今も心療内科に通う。12月15日発売の「週刊新潮」では、サスケ氏の“告白”を詳しく掲載する。

芸能界への影響は

来年1月スタートのドラマ「就活家族」 代役は渡辺大

 芸能界を電撃引退した元俳優の成宮寛貴氏(34)の出演が決まっていた来年1月スタートのテレビ朝日ドラマ「就活家族~きっと、うまくいく~」(木曜後9・00)の代役は俳優の渡辺大(32)に決まった。

前田敦子が大ダメージか

前田は来年1月スタートのドラマ「就活家族 ~きっと、うまくいく~」(テレビ朝日系)に出演予定。そのカレシ役を成宮が務めていたため、制作現場はパニックに。すでに3話分を撮り終えていたが、成宮の出演シーンは俳優・渡辺大(32)を代役に立てて撮り直すことになり、シッチャカメッチャカになっている。
“成宮ショック”はそれだけではない。前田がAKB卒業後に初めて主演した映画「クロユリ団地」(2013年)は、成宮とのダブル主演作だった。地上波ではいまだ未公開だが、成宮がコカイン使用疑惑を抱えたまま電撃引退したことで、テレビでの放送は難しくなる可能性が指摘されている。

CM動画が閲覧不可に

 歯磨き粉「シュミテクト コンプリートワン」、宅配天然水「コスモウォーター」のCMに出演中だったが、「シュミテクト―」を発売するグラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパンの担当者は「驚いています。今後、テレビCMの放送の予定はありません」とコメント。公式サイトのCM紹介欄も動画が再生できなくなった。

 「コスモウォーター」を販売するコスモライフ担当者も「残念です。引退発表ということがありましたので、9日から放送しません。契約を解除します」。契約期間は年内いっぱいだったため、「違約金など、今後の対応は前所属事務所と話し合いをしていくことになります」と話した。

ドラマ「相棒」再放送は

 同局系刑事ドラマ「相棒」の「―season11」(12年)から「―season13」(15年)まで主人公(水谷豊)の相棒・甲斐享役を演じた成宮。12日に出演回の再放送が予定されていたが、「科捜研の女」に差し替えられる。出演回の12日以降の再放送については「対応を検討中です」とした。
 相棒シリーズの出演者では10月に高樹沙耶被告(53)が大麻取締法違反(所持)の現行犯で逮捕。2人の出演作はシリーズの約8割を占めている。同ドラマは再放送でも人気。同局の好調な視聴率を支える優良コンテンツでもある。その大部分を放送できないとなれば、影響は小さくない。

「しゃべくり007」再放送も差し替えに

 読売テレビ(関西ローカル)で10日、午後0時54分から放送予定だった成宮が出演する「しゃべくり007SP」の再放送が、9月に放送された菊池桃子(48)らが出演する「得する人損する人SP」の再放送に差し替えられた。

差し替えた理由について、同局宣伝部は「番組編成上の理由」と答えた。

ドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」はどうなる?

「成宮は、現在放送中である織田裕二主演のドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)第5話にゲスト出演しています。もし違法薬物で逮捕という事態になるのであれば、再放送やDVD化は不可能となり、関係者へのギャラも支払われなくなる。また同ドラマは、人気イケメン俳優ディーン・フジオカの華麗なアクションシーンなども好評ですから、成宮の疑惑報道以降、熱狂的なディーンファンからは『DVD化されなかったら最悪!』と怒りの声が飛び交っています」(テレビ誌記者)

降板ドラマ、CMなどの違約金は?

成宮さんは、引退前までテレビCMは歯磨き粉「シュミテクト コンプリートワン」、宅配天然水「コスモウォーター」、スマホ用ゲーム「ファイナルファンタジー レコードキーパー」の3本に出演。また来年に放送予定だった大手メーカーの新CMも1件、収録済みだった。ドラマは来年1月期のテレビ朝日系「就活家族~きっと、うまくいく~」(木曜・後9時)に出演予定だった。謝罪先はこれらの企業とみられる。
引退したことでCMスポンサー契約の違約金も発生。広告関係者によると「成宮さんのテレビCM出演料は推定で1本約3000万円」。途中で放送できなくなると、基本的に全額を返すことになるという。

引退発表から日数が経っても配信記事の勢いはまだとどまる気配がありません。引退による影響はまだ収拾がついていないのに加えて、真相がわからない(そして限りなくわからないままになりそうな状況な)だけに憶測が憶測を生む、という状況になっているようです。引退して「一般人」になったことでフライデーの追求はどうなるのか。ただ、真相がどういう結末にせよ、もやもやしたものが残りそうな気もします。

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