俳優・高畑容疑者を性的暴行で逮捕

女優・高畑淳子の息子として知られる俳優・高畑裕太が8月23日、強姦致傷容疑で群馬県警に逮捕された。高畑容疑者は放映予定の日テレ「24時間テレビ」のメインパーソナリティのほか出演予定の番組が多数決定していたため、業界には衝撃が広がっている。 - [写真]シネマトゥデイ 映画情報(2016年8月26日更新)

事件のあらまし

「欲求を抑えきれなかった」

高畑容疑者は23日未明、映画撮影のため宿泊していた前橋市内のビジネスホテルで、「歯ブラシを持ってきてほしい」とフロントに連絡。持ってきた40歳代の女性従業員の手をつかんで客室に連れ込み、手足を押さえ付けるなどして性的暴行し、さらに右手の指にもけがをさせたという。高畑容疑者は前日、スタッフと酒を飲んでいた模様。調べに対し、「女性を見て欲求を抑えきれなかった。企ててはいない」などと供述している。

計画性はなかったというが…

捜査関係者によると、高畑容疑者は宿泊で数日前から女性従業員を見掛けており、事件の前から女性を知っていたとみられる。群馬県警は歯ブラシを口実に女性従業員を部屋に呼んだ可能性もあるとみて調べている。

「高畑容疑者は泥酔状態でもなく、捜査員は手際のよさから計画的とみています」(前出の捜査事情通)。
芸能界に広がる衝撃

逮捕に関し、各情報番組をはじめとして芸能界では様々な意見が飛び交っている。

24時間TV、ドラマ、舞台…今後の対応

8月27日、28日の24時間TVのメインパーソナリティ、同番組内のドラマにも出演が予定されていた高畑容疑者。また逮捕当日の深夜にも、24時間TVのPRとして日本テレビ系バラエティ番組『今夜くらべてみました』(毎週火曜23:59~24:54)の出演予定だった。それ以外にもドラマや舞台の出演が決まっており、関係者は対応に追われている。

過去のエキセントリックな言動

過去にはエキセントリックな言動もあり、逮捕後の今あらためて取りざたされている。

俳優業の他にも強烈すぎる天然キャラで注目を集めて、バラエティ番組への出演も激増中だ。  その思いきりのよさに若者世代からは好感度も高いようだが、最近は度を超えた天然行動が気になるという声も増え、朝ドラで獲得した中高年世代から敬遠され始めているという。
「しゃべくり007」(日本テレビ系)で子供時代に初対面の西田敏行(68)に対し、「ただの知らないジジイ」と言い放ったと明かす
彼自身もバラエティ番組で暴露していましたが、とにかく性欲が抑えきれないそうです(笑)

それ以外にも多くのエピソードが記事になっている。

高畑裕太のことを嫌う女優も

礼儀やマナーがなっていない、空気が読めない、デリカシーに欠ける言動に、嫌悪感を露わにする女性芸能人も少なくない。

<二階堂ふみ>
女優の二階堂ふみは、学生時代の彼女におごってもらってばかりいたことを悪びれることもなく告白する高畑に「同じ世代として、ちょっと今のは恥ずかしかった。あまり一緒にされたくない」と本音。

<清水富美加>
NHK連続テレビ小説「まれ」に出演していた女優の清水富美加も「自身の髪についたごはん粒を高畑がいきなり手で取って食べたというデリカシーに欠ける行動に遭遇し、高畑のことを一気に嫌いになった」といい、また「高畑くんはあれですよね、人との距離を測るメーターが壊れてますよね」とバッサリと切り捨てている。

<橋本マナミ>
21日に放送された「行列ができる法律相談所」(日本テレビ)の中で、高畑が一目惚れし告白し続けて来たという女優の橋本マナミが、「全然興味なくて…。男として何も感じない!」「お母さんが見える」「2人で食事に行ってもお酒が美味しくなさそう!」「友達としても…ないかな」「タイプじゃないんですよね」「私は好きな人にしか触らせたくないんで。(高畑には)触られたくない」 と淡々とダメ出し。高畑が絶句するという場面もあった。

厳罰が予想される「強姦致傷罪」

高畑裕太容疑者の逮捕容疑である「強姦致死傷罪」は、強姦行為に及ぶ際に相手にけがをさせたり、死亡させた場合に適用される。

田中喜代重弁護士によると、「初犯であれば、8~10年程度の判決となるかもしれません」。示談などが成立せず、検察が同罪で起訴した場合は裁判員裁判となるが、「強姦など女性に対する犯罪は厳罰化の傾向があります」
公判が始まってから示談が成立した場合、公判が途中で取消しになることはありませんが、執行猶予判決となることも考えられます。 判決までに示談が成立しなかった場合には、実刑判決も十分にあり得ます。被害者の女性に生じた傷害の程度、行為の悪質性にもよってきますが、現在報道されている情報を前提にすると3年から4年程度の実刑となる可能性はあり得るでしょう。
強姦罪は無期懲役がなく3年以上20年以下の懲役であるのに対し、強姦致死傷罪は無期、または5年以上の懲役。3年を超える懲役刑の場合、執行猶予はつかない。起訴された場合、裁判員裁判となり、情状酌量が考慮されない限り、実刑判決となる可能性が極めて高い。