DC映画『ジョーカー』（2019）の続編『Joker: Folie a Deux』の邦題はそのまま『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』となり、10月11日に日本公開されることが決まった。
「フォリ・ア・ドゥ」とは、フランス語で「二人狂い」という意味。妄想を持った人物Aと、親密な結びつきのある健常者Bが、あまり外界から影響を受けずに共に過ごすこと で、AからBへ、もしくはそれ以上の人々へ妄想が感染し、共有されていくことを指す。続編にはレディー・ガガが参戦しており、ジョーカーとして覚醒したアーサー・フレック（ホアキン・フェニックス）の妄想が彼女を通して広がっていくことになりそうだ。
『ジョーカー』は、社会から軽視されてきた貧しい大道芸人が“悪のカリスマ”へと変貌していくさまを描いたドラマ。アメコミ映画でありながら、マーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』や『キング・オブ・コメディ』から影響を受けたリアルでダークな描写が評価され、第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞など最多11部門でノミネート。主演男優賞と作曲賞の2部門受賞を果たした。R指定映画で初めて世界興行収入10億ドル（約1,500億円・1ドル150円計算）を突破するなど興行的にも大成功を収めており、続編『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』にも世界から熱い視線が注がれている。（編集部・市川遥）
映画『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』は10月11日より全国公開
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