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何回舞台にあがっても~スベらない♪ あたりまえ体操:COWCOWが大人から子どもまでウケるその秘密

Entame Plex 2014年11月4日 12時17分

「知ってる! “あたりまえたいそう~♪”の人たち!」。いやいや、よしもとのお笑いコンビ・COWCOW(カウカウ)の実力はそんなものじゃない。漫才からコントまで、安定したネタでよしもとの劇場では“すべり知らず”と言われる彼らの魅力は舞台でこそ発揮される。じっくりと構成が練られたライブは、ふだんテレビでしかその姿を見たことのない人たちにぜひオススメだ。ニヤニヤと顔を合わせて生み出されるシュールな間や独特の人物設定など、そのおもしろさにきっと驚かされるはず。今は大人から子どもまで幅広い人気を誇るものの、東京に進出して認知度が低い時期に「なんでオマエらが売れへんねん」と、先輩芸人が首をかしげていたほどの実力はダテじゃない。

そんな彼らの単独ライブDVDも今回で7作目。11月5日(水)に発売されるこのDVDは2014年の東京・大阪全6公演のコントと漫才がいつでも体感できる内容になっている。今回は芸歴20周年を迎えることになったCOWCOWに作品のこと、彼らのお笑いの美学について、そしてこれからのことを聞いてみた。最後にはちょっとしたサプライズも!?



——今回のDVD『COWCOW CONTE LIVE 7』のみどころを改めてお聞かせください。
多田健二(以下、多田)「今までは僕ら2人だけで舞台をやっていたんですけど、今回はダンサーを起用したりとエンターテインメント性の強いものにして、より多くの皆さんに楽しんでもらえる内容になっているんじゃないかと思います」

善し「バラエティに富んだつくりになっているかな、と。『あたりまえ体操』もそうでしたけど、今後どんなかたちでメディアに取りあげられるんだろう、と楽しみなものがそろいましたよね」

——具体的にもう取りあげられている作品もあるのでしょうか?
善し「収録されている『漢字-1グランプリ』や『凸凹(デコボコ)』の歌がBSのNHKで出ることが決まっています。最近、お笑いのネタのみを取り扱っているTV番組も少ないんですよ。でね、このジャンルのコンテンツが取りあげるのかという(笑)。バラエティに富むことを心がけてきたからこその、そんな展開が面白いですね」



——今回収録されている11作品のなかで、お気に入りはありますか?
多田 「ひとつを選ぶのは難しいですが……ウチの子どもなんかは、立てこもっている犯人に説得をしながらケータイで彼女や合コンの予定をやりとりする『LINE刑事』が好きみたいですね。3歳なんですけど、会話の途中のスタンプがツボにハマるらしくて。内容までわかってたらイヤですけどね」

善し「『LINE刑事』はコント中でのLINEのやりとりをスクリーンでお客さんに見せながら進行するんですけど、これは事前にホントにLINEしたものを使ってるんですね。作家さんとやりとりしてたんですけど、“もう~私と人質どっちが大切なの?”“それはもちろんお前やで”……おれ、いまなにしてんねん、とふとケータイをいじりながら思いましたね」

——DVDに収録されていない裏話などありますか?
多田 「ダンサーたちの話なんですけど、劇中では4人登場するんです。DVDに収録されているのは大阪公演の模様なんですが、ダンサーたちを東京からは経費の関係上2人しか連れていけない。だから大阪現地でまた別の2人と組んでやるのは大変だったろうなと。ホントは東京の4人でやりたいってことだったんですけどね、でも経費の関係で」

——2回経費っていいましたね。
多田 「“オレら、自腹で行きます!”“いや、それだったらオレが出すよ!”とか熱いやり取りがあったんですけどね。やっぱり経費の中でやらないとってことで。この中に見えない東京の2人がいるんだよ、って思いつつ鑑賞してもらえたらうれしいですね」

——20周年ということですが、最近お笑いの世界で生きてきてよかったな、と感じたことはありますか?
善し「『あたりまえ体操』の3本も合わせると全部でDVDを10本出していることになるんですが、家に並べてあるのを見るとやっぱり実感しますよね。ここまでやってきたんやって」

多田 「東京に出てきた当時からくらべたら夢のようですよ。お笑いで生活ができていること自体がありがたい話で。……なんでしょう、あとは劇場や営業先で僕らが一番上で、後輩にえらそうにできることでしょうか」

——年数を重ねるごとにライブに子どものお客さんが増えていますが、ネタをつめていく上で意識することはありますか?
多田 「お笑いって基本、背伸びして見るものなのかなというのが自分の経験上あって。子どもって敏感で“あ、コイツら合わせてきたな”ってわかると思うんですよ。だから一緒に来ている親御さんや、若いカップル同士も納得できる笑いのクオリティを保ちつつ、子どもでもわかるニュアンスを使って僕たちの表現したいことをする、ということをすり合わせていく感じですね」



——スポットを意識するというよりも間口を広げるということでしょうか。その集大成的なネタでもある『あたりまえ体操』は世代どころか国境を超えて海外でも大ウケです。それでは最後に20周年という節目をむかえて、これからの展望をお聞かせください。

善し「今後、パッケージングするメディアがDVDになのかはわかりませんが、年に1回しっかり作品を作るという行為を変わらず続けていければいいなと思います」

多田 「相方が最近小説を出したんですよ(※)。おそらく『ホームレス中学生』みたいに映画化を狙っていると思うんで、僕をその主役で使ってもらえればうれしいなと思います」

多田 「主役、おばあちゃんだから。その時点でコントになってるから」

※『ハイハイからバイバイまで 田島のおばあちゃんとぼくのヘンテコな二人暮らし』山田善し著 発売中

■取材終了後……
「おめでとうございます!」。現場にケーキをもったスタッフが登場!取材当日は善しの40歳誕生日の翌日。相方の多田が企画していたこのサプライズは大成功で、驚きを隠せない善しは満面の笑みを浮かべた。



多田 「それでは今年の抱負を!」
善し「ありがとうございます!今年はムチャをしない、お金をしっかり稼ぐ、をモットーにやっていきます」
多田 「それをふまえて!!」
善し「いや、ゆったけど?!」



COWCOWの最新DVD『COWCOW CONTE LIVE 7』は、11月5日(水)発売。
発売元:よしもとアール・アンド・シー

今年一番のお笑い寄席『東京グランド花月』にも出演!
12月24日(水)・25日(木) 会場:明治座 ※COWCOWは24日(水)に出演

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