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“アマゲン”メインの新作舞台でシーズン3始動『あいつが上手で下手が僕で』未来編・コント師願望も!? 陳内将&梅津瑞樹インタビュー

ガジェット通信 / 2024年4月23日 15時35分

人気舞台俳優がコンビとなり、TVドラマと舞台が2シーズン放送&上演された芸人青春群像劇『あいつが上手で下手が僕で』(通称、カミシモ)のシーズン3が始動! 5月上演の舞台に出演するコンビ“アマゲン”の陳内将さんと梅津瑞樹さんの撮り下ろしインタビューをお届けします。

「あいつが上手で下手が僕で」は、2021年より日本テレビ他にてドラマが放送され、同キャストで舞台公演も行ってきたお笑いコンビを題材にした青春群像劇。シーズン2では、2022年11月に舞台、23年4月にドラマが放送されました。

そして今年2024年は5月に東京と大阪にて舞台「あいつが上手で下手が僕で」-決戦前夜篇-を上演。7月期にTVドラマ、さらに11月に舞台公演が決定しています。

2024年カミシモイヤー幕開けとなる舞台のメインコンビ、アマゲンの現多英一(げんだえいいち) 役:陳内将さんと、天野守(あまのまもる) 役:梅津瑞樹さんに、これまでの振り返りや、今後の展開で期待することなどお話を伺いました!

※インタビューは稽古開始前のタイミングで実施しました。

未来編をやりたい!「タイムマシーンに乗ってお笑いを復活させに行って」

――シーズン3をやると聞いたときのお気持ちは?

陳内:我々はシーズン2のときにドラマへの登場が部分的だったのと、シーズン2の舞台には出ていなかったので、どこかでアマゲンはシーズン1の舞台をもって卒業じゃないけれど、そういう立場にいったんだな、という感覚だったんですけど、逆にシーズン3で真ん中に引き戻してもらって。

1のドラマのときのお話がとても良かったからこそ、未だにお客さんが好いてくださっているんだろうな、と思います。

――シーズン1のドラマの件でインタビューさせていただいて、台本を拝見していたので天野の正体について知っていたのですが、まだ触れられず。シーズン2も終わりやっと話せます(笑)。

梅津:でも逆に皆さん、そろそろ天野が未来人だという設定忘れているんじゃないですか?

陳内:いよいよ逆にね(笑)。

梅津:触れるのが難しいから(笑)。天野も一応隠しているので自分からは言わないですし。実はずっと腕輪とかしていて、あれって通信機みたいなものだけど……ってみんな思ってるかもしれないけど。そうなんです、未来人なんです(笑)。

結局当初の予定通り湘南劇場もスケートパークになっているから、未来もこれで世界は滅びない、となっているんでしょうけど。だからずっと、未来編をやりましょうよ、と言っています。

陳内:そうだよね。

梅津:お笑いという文化が廃れた未来に、みんながタイムマシーンに乗ってお笑いを復活させに行って。帰ってきたら逆に未来がお笑いブームになったことで現代もお笑いブームがすごいことになって、みんなのお笑いの価値観が高まってしまって逆に自分たちが全然売れなくなってしまう、とかどうだろう?なんて話してました(笑)。

陳内:ずっと舞台中も言ってたよね。

梅津:そんなことを言っていたら、今回こうしてアマゲンにスポットが当たる物語がついに行われて、どうなるんだろう、と。

「現多 売れちゃってる」

――今回キービジュアルもアマゲンがセンターになっています。シリーズを見ていた人たちにはとても感慨深いビジュアルになっているのではと思います。

陳内:確かに、出世していますよね。

梅津:アマゲンが!?って。シーズン1が始まったときはこんなことになるとは誰も想像してない(笑)。

――今日の撮影の衣装は、舞台衣装ではないですが、「売れた感じのアマゲン」がテーマだと聞きました(笑)。

陳内:売れたのかなぁ?

梅津:でも、現多さんのライダースって毎回変わっていて。ライダースって高いので、それが毎回違うということはやっぱり売れてるんですよ。

陳内:売れてるよ、現多売れちゃってるよ。

梅津:僕もアクセサリーが付いてますから。

陳内:カミシモってみんなどんな生活しているかわからないけど、でも、お金はあるんだろうな。

梅津:結構細かい設定はあるじゃないですか、めちゃくちゃ辺鄙なところに住んでいたり、細かい設定があるのに、意外とどんな日常を過ごしているかの描写はない(笑)。みんなが何しているか、見たいけどな。

陳内:僕は勝手に、現多さんは天野の家にたまにバイクで迎えに行っていると思ってる。

梅津:そうだ、バイク乗っているんですよね。

陳内:ドラマの1話とかでその設定消え去ったんです(笑)。僕が毎回ヘルメットを持ってくるんですけど、邪魔すぎるから1話でなくなった(笑)。

梅津:あははは! 今、台本を読み直したらそういうのいっぱいありそうですよね。

陳内:ヒントめっちゃありそう。

――天野を迎えに行っていてほしいです。だから現多さんはライダースを着ているのか、と納得できますし、ヘルメット持ってきてほしいですけどね(笑)。

陳内:どこかで採用されたらいいですね(笑)。あ、迎えに行ったんだ、って。

梅津:舞台上でバイク乗っちゃいますか。

「急にアマゲンだけテンションが……」シーズン1ドラマ読み合わせの裏話

――シーズン2までやってきましたが、お互いから見て演じている役柄に似ていると改めて思う部分はありますか?

陳内:梅ちゃんは未来から来てるもんね?

梅津:あ、それは……言わないでください。

陳内&梅津:(笑)。

梅津:でも、包容力という意味では、陳さんと現多さんはそのままかなと思います。

陳内:嬉しい。

梅津:ネタの部分で言うと、ああいうめちゃくちゃな芝居をしている僕を横でそっとキャッチして、さらに面白くなる流れを作ってくれるというのは、陳さんと現多という両方の面で感じます。

陳内:嬉しいな。梅ちゃんは一見ミステリアスに見えるから、そういった点での魅力は天野と梅ちゃんは似ているなと思います。

あと、舞台で漫才をやっているときに、オチ1個前でオチのセリフを言っちゃった回があって。僕が急に「ハハハハ!」って笑いだして、「みんな笑ったら2秒間くらいの記憶が消えるよ」と言って勝手にやり直したときがあって(笑)。

梅津:ありましたね。

陳内:そういったときも、内心「やっちゃった!」と思っているだろうにポーカーフェイスを貫いていて。

梅津:「何もおかしなことはしていませんよ?」という顔をしていました(笑)。でも面白いのが、シーズン1が終わってから未だにそうなんですけど、応援してくださっている方々が、これは全部役者の当て書きなんじゃないか、って感想が多くて。当て書きではないんですけど(笑)。

――逆に梅津さんは“未来人感”を心がけている部分はありますか?

梅津:一番最初の台本の読み合わせのときに、共演メンバーの皆さんの読み方を聞いて、自分はこうしようと思って。

陳内:読み合わせ懐かしいな。1話の読み合わせをみんなでやって、コメディ劇なのに意外とドタバタしないなぁ、と2人共思って。だから次の読み合わせのとき、僕も梅ちゃんも3倍くらいのテンションでやって。

梅津:全然違いましたね(笑)。

陳内:そのときに、「あ、そうだよね、梅ちゃんそう思ったよね?」と確認しなかったけど感じ合えたから、やっぱり波長が合うんだと思いました。急にアマゲンだけテンション高いっていう(笑)。

梅津:一番最初は本当にどこにでも居るクールなキャラだったんですけどね。懐かしい。

――舞台では毎回好評だというキャラソンも気になります。シーズン1の舞台を見たときに、アマゲンのキャラソンが可愛いので、「あ、カワイイ!」となりました(笑)。

陳内:ネタで終わればいいのに、って思うときあるよね(笑)。

梅津:そうですよ、だってめちゃくちゃ物語も熱くなって、漫才やって爆笑になって、みんなこれからも頑張ろうってキレイに終わるのに、突然音楽がかかって歌って踊る(笑)。

陳内:あのときちょっと恥ずかしいよね。陳内としてというより、現多さんとして「なんで僕は歌っているんだろう?」って(笑)。

梅津:自分は天野として踊ることで折り合いをつけやっていましたね。

陳内:バッキバキにやってた。現多さん、バッキバキに踊るやん!って。

梅津:バッキバキにやってましたよね。それは現多さんとして面白いじゃないですか。

――どんなネタをやりたい、など希望はありますか?

陳内&梅津:コントをやりたい。

梅津:それこそ歌って踊るのも、曲の間で漫才とかすればいいんじゃないですか?

陳内:確かにね!

梅津:笑いもとって、歌と踊りも見せてしまうという。

陳内:確かに、カッコイイだけの振りと歌じゃなくて、それがコントのように見えたらちょっと面白いね。

梅津:音楽ネタ的な感じで。

7月放送開始シーズン3ドラマに繋がる必見舞台!

――今回の舞台では、現多さんの祖父母が民宿を経営されていて、お祖父様がしらす漁もされているという設定ですが。

陳内:僕、しらすにちなんだ話1つあるんですよ。初めて江ノ島に行って生しらす丼を食べたときに感動しすぎて、その気持ちをどうとっておけばいいんだろう?と思って。21歳くらいだったんですけど、かけていたサングラスの縁に生しらすを載っけて、「このまま俺は帰らないといけない」となぜか思っちゃったんですよ。

梅津:狂ってますよ(笑)。

陳内:それでそのまま帰って、乾燥したしらすがサングラスに載っていた、という思い出のエピソードがあります(笑)。

梅津:怖すぎます(笑)。

――さすが今回しらす漁師の孫になるだけありますね(笑)。しらすじゃなくても、農家など実家がこんな家業だったらいいな、などありますか?

陳内:あ、でも実際に実家が魚屋なので、近い設定ではあります。

梅津:やっぱり当て書きなのかもしれないですね(笑)。でも自分がお芝居をすると決める前、それこそ学生のときは、どう社会に出ていけばいいんだろう?と思い描けないときに、実家が何か家業があれば継げるのに、と軽率に思った時期はありましたね。

――どんな家業を継いでみたかったですか?

梅津:僕はお芝居を始めてから全然お金を稼げていない時期に、先輩に飲みに連れて行ってもらったりして「この先どうするの?」と言われたとき、「しばらくして駄目だったら、酪農でもやろうと思ってます」とか言っていました(笑)。酪農も楽な仕事ではないのに。でも牛と牧歌的に生活できたらいいな、と勝手なイメージで思っていましたね。

陳内:わかる。僕も親父が船乗りなので……。

梅津:カッコイイな!「親父が船乗りなので」って言ってみたいですよ!

陳内:あははは! 母は漁業組合から仕入れた魚を売っているんですけど、親父は海上輸送のほうの船乗りで、「もしこの仕事が駄目になったら親父の船に乗りたい」と言ったことがあるんですけど、めっちゃ姉に怒られました。「そんな簡単な仕事じゃない。保険みたいな感じで親父の仕事を言うな」と言われて、すぐ謝りました(笑)。

――今後もしシリーズが続いていくとしたら、展開で希望する、期待することはありますか?

梅津:勝手に言ってるんですけど、現多さんが天野の父親説……みたいな。

陳内:そうだったら、本当に面白いよね。

梅津:天野の母親が誰なのかも、まだハッキリとは明かされてないんですけど。でも、現多さんが父親だったとして、自分が自分の父親と漫才をしていると想像したら、結構鳥肌ものですね(笑)。

――ストーリー的な展開も気になりますが、また単独ライブなどはいかがですか?

陳内:僕はやりたいな。

梅津:ずっとコントをやりたいと言っていて。みんなで漫才の賞レース「パチファン」に出るというストーリーがあるところで、必然性としてコントを組み込むことが難しかったりもするので、だとしたら単独ライブだったり、何か企画をいただけたらいいなと思います。

――7月にシーズン3のTVドラマの放送も予定されています。今回の舞台を観ておくと、7月からのドラマもより楽しめると。

陳内:きっと、そういうことですね。だから、今回の舞台に出演しないコンビのファンの方もこの舞台から観ておかないと、何も繋がらない可能性があります!

梅津:僕らはシーズン3のドラマまでにまた何か一波乱起きないといけないので、やっぱり漫才辞めよう、僕らに漫才のセンスはなかった、となるのかもしれない(笑)。

陳内:キングオブコントみたいな、漫才じゃなくコントの賞レースを目指して、コント師として優勝するというサクセスストーリーもいいですね、今勝手に言ってますけど(笑)。やっぱりバイきんぐさんみたいな芸人に憧れてるから、勝手に(笑)。だからライダース着てるから(笑)。

――現多さんは小峠さんリスペクトだったんですね(笑)。では、今後の展開含め、舞台を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。

梅津:本当に未知数なんですよ。僕らで自由に膨らませられる部分があるとすれば、たぶん漫才も日々変化していくと思いますし、時事ネタを入れつつ、その時々面白いものを考えて毎日出すので、毎公演観たほうが良いんじゃないかなと思います(笑)。

陳内:アマゲンファンの皆様、カミシモファンの皆様、「ただいま」という言葉が合っているのかわかりませんが、シーズン1の舞台で人前での漫才で拍手や笑い声だったり、抑制された世の中だったのに、あんなに笑い声が聞こえてきたというのは、すごく僕らの背中を押してくれましたし、感謝しています。またその景色に相方と飛び込めるのがとても楽しみです。

そしてプロデューサーさんが「5月の舞台は特に演劇的な人間ドラマにしたい」と意気込みを僕に聞かせてくださったので、それを笑いの面でも、梅ちゃんと一緒につくれるということが楽しみなので、ぜひ皆様楽しみにしていてください。

――ありがとうございました、楽しみにしています!

ヘアメイク:竹内研登

スタイリスト:稲葉江梨

撮影:周二郎

公演概要

舞台『あいつが上手で下手が僕で』-決戦前夜篇-

<東京公演>

日程:2024年5月3日(金・祝)~12日(日)

会場:IMM THEATER

<大阪公演>

日程:2024年5月18日(土)~19日(日)

会場:サンケイホールブリーゼ

出演:

<アマゲン>現多英一役 陳内将、天野守役 梅津瑞樹

<ノノクラゲ>東雲嵩紀役 溝口琢矢、狭間くらげ役 大平峻也

<ねあんでる>千波未明役 木津つばさ、黒旗晩役 中尾暢樹

現多源吉役 廣田高志、現多春子役 石井麗子

総合演出:橋本和明

脚本・演出:諏訪雅(ヨーロッパ企画)

制作: FAB

製作: カミシモ3製作委員会

チケット:

一般発売受付中

全席指定 10,800円(税込)

イープラス:https://eplus.jp/kamishimo-stage/

チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/kamishimo-stage/ 【Pコード:524-886】

ローソンチケット:https://l-tike.com/kamishimo-stage/ 【Lコード:(東京)32351/(大阪)52417】

公式ホームページ:https://kamishimo-stage.com

公式X:https://x.com/_kamishimo

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