福島県会津若松市に住む男性(50代)が、スマートフォンのショートメールをきっかけに現金をだまし取られるなりすまし詐欺の被害がありました。
警察によりますと、11月6日から9日頃、男性のスマートフォンに携帯電話会社を名乗る者からショートメールが送られてきたということです。
男性はメールに記載されていた番号に電話したところ、その時は通じなかったものの、その後になってBを名乗る人物から電話があり「令和5年12月頃に使ったサイトの未払いがある」と言われたということです。男性は身に覚えが無いことから断ったところBからは「スマートフォンが乗っ取られている。一旦10万円支払ってほしい」と言われ、10万円を指定された口座に振り込みました。
その翌日、Cを名乗る人物から「別の2つのサイトも乗っ取られた形跡がある。合わせて50万円支払ってほしい」と言われ、さらに、Dを名乗る人物からも「50万円を払えば全額保証されて返金される」と言われ、それぞれ指定された口座に合計110万円を振り込んだということです。不審に思った男性が警察に相談し、被害が発覚しました。
詐欺にあわないためには?
警察は
●「料金未払い」などは、近くの携帯電話ショップで確認すること
●振込先口座が「個人口座」の場合は詐欺を疑うこと
●投資サイトやアプリが実在するのかの確認を行うこと
●一度も会ったこともないのにメールのみで安易に信用しないこと
●お金を振り込む前には、警察や家族などに相談すること
として詐欺への注意を呼び掛けています。