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【タイ】JICA「第3回グリーン・メコン・フォーラム」で、防災支援を説明

Global News Asia 2014年12月26日 11時30分

 2014年12月25日、タイ・バンコクで「第3回グリーン・メコン・フォーラム」(日タイ政府共催)が開催された。11月の第6回日メコン首脳会議において開催が決定され、急激な経済発展でも、大気汚染や水質汚染に喘ぐことが無いようにするのが目的の一つ。

 タイ外務省チュティントーン・コンサック国際経済局長と、外務省・滝崎成樹南部アジア部参事官が議長を務め、JICA、地方自治体(バンコク都、北九州市)、民間企業(株式会社久米設計、株式会社エイト日本技術開発、サイアムセメントグループ)、研究機関(チュラロンコン大学)のほか、その他メコン地域からカンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナムの政府関係者も出席して、様々な角度から、活発な意見交換が行われた。

 JICAは「メコン地域におけるJICAの防災支援」について、日本の経験や過去の防災分野への協力を踏まえ、現在の国際潮流である「防災の主流化」を示し、『各国が防災を政策の優先課題とすること』、『すべての開発政策・計画に防災の視点を導入すること』、『防災投資の重要性』の3点に寄与する協力を実施していることを説明した。

 またJICAは2011年の東日本大震災や、タイの洪水災害の経験を踏まえて、ASEANを対象とする産業集積地で、個々の企業の事業継続計画から、官民連携、セクター連携による広域的な事業継続計画(Area Business Continuity Plan/Management)の策定支援調査を実施中と伝えた。
【編集 : 安麻比呂 】

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