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【ミャンマー】ヤンゴンで土地、アパートなどの賃貸成約率が大幅に上昇

Global News Asia 2015年7月31日 10時0分

 2015年7月31日、地元メディアによると、ヤンゴンではアパートやコンドミニアムの賃貸成約率が昨年と比較し、急上昇している。

 ある大手不動産関係者によると、ミャンマー最大都市ヤンゴン市に限って言えば、この一カ月で紹介、契約が成立した物件は3000件に上る。同社調べによると、2014年の一年間の契約成立物件数は24000件だが、今年は25%上昇する見込みだという。

 また持家率に比べて賃貸率が増加するのに伴い、家賃も上昇しており、去年20万チャット(約2万円)だった物件であれば今年は30万チャット。外国人が利用するようなコンドミニアムタイプで去年200万チャットの物件は今年300万チャットと、およそ50%の上昇率となっている。

 ヤンゴン市では家や土地の値段が高騰し、何軒もの家やコンドミニアムを所有する富裕層が存在する一方で、庶民は食べることに精一杯で、持家を所有するなど「夢のまた夢」という状態が続いている。

 前述の不動産会社の情報によると、ヤンゴン市の持ち家率は10%に過ぎず、90%が借家に住んでいる。ヤンゴン市で賃貸率が急上昇した背景には、外国人ビジネスマンが増加したこともある。同国では外国人は不動産所有権が無いため、必ず家やコンドミニアム、アパート等を市内に借りなければならず、それも賃貸率の急激な上昇の原因の一端を担っている。
【執筆 : 竹永ケイシロ】

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