今年5月、ベトナムから違法薬物の通称ラッシュを輸入したとして、26歳のベトナム人の男が逮捕されました。
医薬品、医療機器等法違反の疑いで逮捕されたのは、北海道登別市桜木町3丁目に住むベトナム人の26歳の会社員の男です。
男は5月21日、ベトナムから違法薬物の亜硝酸イソブチル、通称ラッシュと呼ばれる液体42.64グラムを輸入した疑いが持たれています。
警察によりますと、男はSNSでベトナムの販売元から購入し国際郵便で輸入したところ、成田空港の税関が見つけ、税関と警察が合同で捜査を進め、男から事情を聴いていました。
男が輸入した亜硝酸イソブチルは、ラッシュと呼ばれる危険ドラッグですが、国によっては規制されておらず、ベトナムで規制されているかどうかについて警察は、規制されているという情報は入っていないとしています。
そのため警察は、男が違法性を認識していたかどうか捜査中としていて、容疑の認否については差し控えるとしています。
男は、技術人文知識国際業務の在留資格を持っていて、去年3月から登別市内の会社で働いていたということです。
警察は、男が自ら吸引する目的で輸入したとみて、詳しい経緯を調べています。