慶応義塾体育会準硬式野球部の創部75年記念式典・祝賀会が11日、横浜市港北区の慶大日吉キャンパス内で盛大に行われた。
式典には慶応義塾、三田体育会関係者、同部OB、OG、現役部員、保護者らが出席。伊藤公平・慶応義塾塾長が祝辞を述べ「通常の日常の立ち振る舞いに関しても、野球以外のすべてのチャレンジにつながる教えというものを部訓に定めているということで、まさに慶応義塾の目的と重なるものであるわけです」「祝福された勝者というのは二つの勝利を得なければいけない。一つの勝利というのは立ち振る舞いにより誰からも応援される人。知らない人からも応援されるような人になる、チームになる。これで勝利した上でさらに実際の試合で勝利をするという、この二つの勝利を得なければいけない。これを準硬式野球部は実践してくださっている」といったように同部の活躍ぶりをほめたたえた。
さらに豊島康平主将(3年=慶応)が誓いの言葉を述べ「創部75年という節目の年を迎えることができたのも皆様方からの長年に渡る温かいご支援とご指導のたまものであり、心より感謝申し上げます。歴代の先輩方のご尽力であったりとか、輝かしいご活躍があったからこそ、このような素晴らしい歴史を紡ぐことができたのだと深く感じております。悲願である全日本選手権優勝を果たし名実ともに日本一の組織を作り上げてまいります」と力強く誓った。
1949年に創部された同部は東京六大学準硬式野球リーグ戦で14度の優勝を誇り、昨秋リーグ戦をはじめここ4年間は毎年優勝を果たし、安定した成績を残している。