Infoseek 楽天

朝ドラ「虎に翼」花江ちゃん(森田望智)に告白する道男(和田庵)に華丸「昼ドラみたいでドキドキ」 「家族になりたかっただけ」という擁護の声も

iza(イザ!) 2024年6月19日 10時16分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第58話が19日、放送され、戦災孤児の道男(和田庵)が、ヒロインの義姉、猪爪花江(森田望智)に突然告白する場面に、視聴者の注目が集まった。また、直後に放送された「あさイチ」(総合)の“朝ドラ受け”でもこのシーンが話題になり、MCの博多華丸が「昼ドラみたい」などとコメントした。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。ヒロインの佐田寅子を女優の伊藤沙莉が演じている。ドラマは現在、第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」(第56~60話)が放送中で、昭和24(1949)年、発足したばかりの家庭裁判所で判事補と事務官を兼務することになった寅子が、戦災孤児問題の対策に奔走している。寅子は上野を現地視察した時に知り合った、孤児たちのリーダー的存在の道男を自宅で一時預かることになった。この日の放送で、正式な委託先を探そうとした寅子だったが、急きょ出張を命じられて、留守を守る母、はる(石田ゆり子)や花江たちにしばらく道男を任せざるを得なくなってしまった。道男は最初は反抗的な態度をとっていたが、肝の据わったはるの的確な指導や、花江の好意的な態度などで改心し、家事を手伝うようになった。

そんななか、着の身着のままで猪爪家にやってきた道男に、花江は戦死した夫、直道(上川周作)の服を着せてやり、よく似合うとほめた。そしてその姿に亡き夫を重ねて不意に涙ぐむと、直道がそばにいてくれたらどんなにいいかと今もずっと考えていると苦しい心境を吐露。その言葉を聞いた道男は急に花江の横に正座し、「俺、なれないかな? その人の代わりに」と切り出した。そして「花江ちゃん、優しいし、いい人だし、きれいだし、だから俺…俺…」と自分の気持ちを伝えようとした。突然の流れに困惑した花江が「ごはんにしようか」と話をはぐらかそうとすると、道男は、彼女のあとを追いかけ、腕をつかんで「なぁ頼むって、花江ちゃん!」とすがった。そこに、母親が襲われていると誤解した花江の2人の息子が割って入り、つかみ合いに。花江は止めようとするが、その様子を見たはるまでが、「勘違い」し、道男に非難の目を向けてしまった。「結局そんな目で見てくんのかよ!」。道男は腹を立てて猪爪家を飛び出した。

この場面を受け、華丸は「途中、昼ドラみたいになりそうで、ちょっとドキドキしちゃいましたよね」と振り返ると、相方の博多大吉も「お、お、行くな! 道男! とかね」と同意。視聴者からもさまざまな反響が寄せられ、SNSに「は? おまえ何言ってるの?」「えええ花江ちゃんにガチ…?!」「普通に怖いでしょこんなん…。女、子供しかいない家で惚れられたら…」「結局そんな目で見てんのか、ってそりゃそうだよ…」など、道男を非難する声が殺到した。

一方、「花江ちゃんの力になりたかったんじゃないかな…淡い恋心もあったと思うけれど…襲いたいとかそんなんじゃないと思う」「優しくされることに慣れてないところへ大人との接し方や話し方も学んでこなかった、いや学ぶ機会がなかったんだろうね」「少なくとも傷つけようとは思ってなかったと思う」など、道男の心情を理解し、擁護するコメントも少なくなかった。

また寅子が出張前夜、はるや弟の直明(三山凌輝)に、出張から戻ったら道男にあった預かり先を必ず見つけるから留守の間よろしくと頼むと話していたところを、道男がさびしそうな表情を浮かべながら立ち聞きしていたことから、「一時預かりじゃなくてここの家族になりたかっただけじゃないかな」「身内の温もりに飢えてる彼が、優しくてきれいな花江ちゃんと一緒になることで、はるさんの息子になる=猪爪家の一員になれるって夢見てしまったとしても責められないよね…」とつぶやく視聴者もいた。

この記事の関連ニュース