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【海外発!Breaking News】自閉症とADHDを持つ少女が歌う『ハレルヤ』が素晴らしいと世界中が大絶賛(アイルランド)

TechinsightJapan 2016年12月30日 21時53分

「天使の歌声」というのはまさにこの少女の声のことではないだろうか。北アイルランドのドナガディーにある特別支援学校に通う10歳の少女が歌うレナード・コーエンの名曲『Hallelujah(ハレルヤ)』が、現在YouTube、Facebookともに300万回を超える閲覧数となっており、今なお続々と拡散され続けていることを英メディア『ITV News』などが報じている。

3歳から16歳まで200人の生徒が在籍する「キラード・ハウススクール」という特別支援学校に通うカイリー・ロジャーちゃんは、自閉症とADHDを持っており読み書きや計算能力に遅れが出てしまうという。

校長のコリン・ミラーさんによるとカイリーちゃんは「普段はとてもシャイ」なのだが、歌う時になると本領を発揮する。カイリーちゃんの母親トレイシーさんは、「3歳の頃から娘は歌うことが大好きだったのですが、4年生の時にこの学校に入ってからはますます歌に専念するようになりました」と『BBC Newsbeat』でも語っている。

今回話題となっているカイリーちゃんの美しい歌声が収録された動画は、学校のクリスマスコンサートの際に撮影されたものだそうだ。毎年、教会のキャロルサービス(クリスマスのコンサート)の時にリードシンガーとして歌声を披露しているカイリーちゃんだが、今年は残念ながら体調を崩してしまい歌える状況ではなかった。そのため校長が学校でのコンサートの動画を流したところ、感動して涙を流す人が多数出たという。

歌うことが大好きで、それにより自信が芽生えるカイリーちゃんの才能を、音楽教師のロイド・スケイツさんは見抜いており、スクールコンサートでカイリーちゃんにもっと自信をもってもらおうとソロでリードシンガーを務めることを勧めたそうだ。

この動画が拡散されるやいなや各メディアでカイリーちゃんの美しい歌声が取り上げられ、アイルランドやイギリスだけでなく、オーストラリアやアメリカ、日本でも評判になった。

母のトレイシーさんは「娘が将来、もしかしたらプロとして歌うことになる可能性も無きにしもあらずですが、スケイツ先生の指導があったからこそここまで上達したのです。彼抜きでは娘の成功はありえません」と話している。10歳の少女が歌う純粋で美しい透明な歌声は、まさに天に届けられる「ハレルヤ」だ。動画を見たユーザーからは「美しい」「素晴らしすぎる」「ご両親は娘を誇りに思っているだろうね」「美しい歌声を持つ天使のようだ」といった大絶賛の声が寄せられている。



出典:http://www.itv.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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