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【エンタがビタミン♪】指原莉乃と前田敦子は好みが違う? AKB48“衣装”へのこだわりが明らかに

TechinsightJapan 2017年9月4日 10時40分

8月30日に放送されたNHK総合『探検バクモン』でAKB48グループの衣装工房に潜入した。案内してくれたのはAKB48の初期から衣装を担当するAKB48グループ衣装総責任者及びクリエイティブディレクターの茅野しのぶさんだ。彼女は今年の4月17日まで2代目AKB48グループ総支配人を務めており、メンバーからも「しのぶさん」と呼ばれて人望が厚い。そのしのぶさんが衣装へのこだわりを分かりやすく説明してくれた。

大量の衣装がずらりと並ぶ倉庫を見て驚く爆笑問題だったが、そのななから『恋するフォーチュンクッキー』の衣装を見つけた。HKT48の指原莉乃が2013年に『AKB48 32ndシングル選抜総選挙』で1位となりセンターを務めた時のものだ。しのぶさんによると、指原だからコミカルなデザインにしたもので「さっしーでなければこの衣装は生まれなかった」という。また、指原莉乃はセンターとして周りのメンバーと衣装に違いを出すことを好むが、前田敦子は逆にセンターだからと特別なデザインにするのを嫌った。そうした要望をそれぞれ反映させて作るのだ。

さらにはテレビの歌番組に出演する際には個々がカメラに抜かれた時を考えて顔の回りを華やかに、コンサートでは遠くから見ても推しメンが分かりやすいように特徴を出す。早着替えの仕掛けはファンが「どうなってるんだろう?」とDVDで何度も見たくなることも願って凝りに凝っている。ほとんどが手作りなので大変な作業になるが、しのぶさんは「新たな衣装を発信し続ける」ことこそヒットの法則だという。

この日は『第9回AKB48選抜総選挙』で選抜メンバーに入ったNGT48の荻野由佳(5位)、本間日陽(13位)、NM48の吉田朱里(16位)が登場して、新曲『#好きなんだ』(8月30日発売)のミュージックビデオ用衣装を初めて目にした。それぞれ名前が入っており「自分の衣装」だと実感できる。ファッションに詳しい吉田朱里は「AKBって感じ!」「選抜の衣装って豪華なんですよね」「形も一人一人違って個性が出る」と顔をほころばせていた。

3人は早速衣装のフィッティングを行い、「お尻が大きくて」コンプレックスだという荻野由佳はしのぶさんから逆にアピールした方が良いとアドバイスを受ける。「かわいいベルトで“どんどん見せよう!”」と手を入れて、コンプレックスを魅力に変えていく。それによって自信をつけるのだ。

大人っぽい雰囲気のある吉田朱里は肩を大胆に出す感じに直し、アピールポイントを強調する。そうしたこだわりに本間日陽は「本当に総選挙で選抜に入ったという実感が湧いてきた」「近くで応援して下さった方に早く見せたいです」という。そうやって衣装に愛着を持ってもらうことで「選抜メンバー」としての意識を高めることにつながる。

9月1日に放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)では、AKB48の選抜メンバーが『#好きなんだ』をパフォーマンスした。なんと今回の『Mステ』用新衣装で登場しており、『本間日陽 hinata_homma1110 Instagram』によると「左胸のワッペンは、総選挙の順位。そんな衣装に自分の名前が入っているなんて…ありがとうございます!」という。しのぶさんの「新たな衣装を発信し続ける」こだわりはハンパではない。

AKB48は「楽曲の良さ」「振り付けの親しみやすさ」に人気の秘密があると思われる。そして「衣装のこだわり」も大きな役割を果たしていたのだ。



画像は『本間日陽 2017年8月20日付Instagram「こんな時間におはようございます」、2017年9月1日付Instagram「ワッペンがたくさんジャケット」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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