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【ドバイ紀行その2】アラブの伝統料理に舌鼓 スーク(市場)で香辛料と金に感動! ドバイ第2位のカフェも!

TechinsightJapan 2018年1月22日 18時30分

このたびのドバイ取材旅行で見学した場所、訪ねたショップ、体験したツアーなどを写真とともにお伝えします。3泊でこれだけの多くの行程をこなせたのは、ドバイが有名な観光スポットを数多く持ちながら、それらが実にコンパクトにまとまっているから。旅に出れば長距離バスや列車での移動は当然だと思っている記者も、それぞれのアクセスの良さに驚きました。5つ星ホテルについても厳選の3軒をじっくりと見学しました。それぞれ今後のレポートで詳しくお伝えします。

■エティハド・ミュージアム(Etihad Museum)



UAEの連邦結成時に各首長が署名を行ったユニオン・ハウスの脇にあります。様々な事柄を取り決めた上での調印式ですから、条約文書もかなり分厚いものとなったのでしょう。ユニークな建物の形はそれがモチーフになっているそうです。



博物館の内側から撮影しました。柱もガラスも斜めです。UAEはアブダビ、ドバイ、シャールジャ、アジュマーン、ウンム・アル=カイワイン、フジャイラ、ラアス・アル=ハイマの7首長国で構成され、エティハド・ミュージアムではアラブ首長国連邦(UAE)の成り立ち、ドバイの歴史について学ぶことが出来ます。



この白いボックスに触れながら動かすと…!? 随所で最新テクノロジーを駆使した興味深い展示方法に出会います。



これ、何の模型かわかりますか?



火星への移住計画を推し進める「マーズ・サイエンス・シティ・プロジェクト(Mars Science City Project)」に従い、約140ミリオン・ドル(日本円にして160億円弱)を投じて火星での暮らしを疑似体験することができる東京ドーム3.8個分の人工都市を広大な砂漠に築く、そんな計画をドバイ政府は少し前に明らかにしていました。その模型をなんとこの博物館に見つけました!



そして調印式が行われたユニオン・ハウス。もちろん円卓でした。ちなみに“エティハド”を日本語にすると「和合」という意味だそうです。

■アルファヒディ歴史地区散策

オールド・ドバイの伝統を守るアラビックな建物がそのまま保存されており、異国情緒たっぷり。まさに癒しと和みの空間。この歴史地区は観光客にも大人気です。

また建物の随所に先人の知恵と工夫が感じられます。多くの建物の上部に「バルジール(barjeel)」という塔があります。英語では「ウィンド・タワー」あるいは「ウィンド・キャッチャー」などと呼ばれており、これはアラブの気候に合わせた天然のエアコンだそうです。バルジールから取り込んだひんやりとした風は家の中に下降。替わって熱気は上昇し、外へ排出されるようになっています。



アラブの伝統的な建物においては“ラティス”や“欄間”も多用されています。風と光を通し、視線は遮る。なんという美しいレリーフ、惚れ惚れとします。



■「SMCCU (The Sheikh Mohammed Centre for Cultural Understanding)」にてカルチャーセッションとアラブの昼食体験

ダウンタウンと対照的な、まさにオールド・ドバイを知ることができるアルファヒディという町の一角に「SMCCU」があります。この日も主に欧米からたくさんのゲストを迎えていました。元は空軍パイロットだったというご主人からアラブの人々の伝統、文化や考え方など興味深い話をたくさん聞くことが出来ました。



お客様を招いた時は赤い絨毯を高反発の赤い座布団とクッションで囲む“マジリス(応接間)”に通し、まずは小さなお椀に注いだアラブのコーヒー“ガッファ”と、ドライフルーツの“デーツ(なつめやし)”でおもてなしをする。食事を振舞う際は残ることを承知のうえで大盛りにして提供し、残ったら近所におすそ分けする―これがアラブの人々の習慣だそうです。不浄だとして左手を使ってはいけないことも学びました。

アラブの美味しい伝統料理を頂いた後、男性ゲストはガンドゥーラ、女性ゲストはアバヤを試着。「にわかアラビアン」を体験しました。



■XVA(XVA Art Hotel)見学



カフェありギャラリーアートあり。緑と年季の入った石畳も…。



ホテルの宿泊客ばかりかビジターにも大人気の「XVA Cafe」が中庭にあります。この雰囲気をそのまま日本にも持ちこんで下さい、とお願いしたいほど素敵な建物、インテリアです。

■アラビアン・ティーハウス・カフェ(Arabian Teahous Cafe)」見学



中庭を利用した素敵なカフェです。こんなところで半日でものんびりと過ごしたいものです。ここはお料理もとても美味しいそうで、TripAdvisorで調べたところ、ドバイに605軒もあるカフェにおいて堂々の2位に輝いていました!

■水上タクシー「アブラ(Abra)」乗船



アルファヒディ歴史地区散策に続いて、この船でドバイ・クリークの対岸(北側)へ。そこでは3大スーク(市場)のあるオールド・ドバイの下町っぽい雰囲気が存分に味わえます。



■スパイス・スーク

アブラを下船して徒歩すぐ。種類もいっぱいで店員さんも親切なので、誰でもきっと好きな香辛料を探せると思います。



■ゴールド・スーク

お兄さんは電卓をカチャカチャ叩いて計算。デザインは関係なく量り売りだそうです。とても可愛いらしいデザインの指輪が並んでおり、同じものが2つとして存在しないことにも感動です。



■ドバイ噴水ショー

バージ・カリファはノッポすぎます。噴水をメインにするとタワーの尖端がカメラに収まらず、その大迫力を伝えることが難しい…。噴水は音を楽しむものでもあり、やはり本物を観るのが一番だと実感です!



こちらが佇まいの華麗さ、美しさで有名な「ザ・パレス・ダウンタウン・ドバイ」です。噴水ショーはこのホテルにあるレストランのテラスから間近で鑑賞しました。アラビアンな伝統と落ち着いた雰囲気が実にゴージャスなこの5つ星ホテルについては、後ほど詳しくご紹介します。ご期待下さい!



取材協力:ドバイ政府観光・商務局
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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