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【ドバイ紀行その8】競馬好きなら一生に1度は泊まりたい「ザ・メイダン・ホテル」

TechinsightJapan 2018年1月29日 18時0分

芝の緑が鮮やかな美しいレーストラックが目の前に広がる。そんな豪華ホテルがこの世に存在するとは想像したこともありませんでした。競馬好きなら一生に1度は泊まってみたい、そんなホテルがドバイの「ザ・メイダン・ホテル(The Meydan Hotel)」です。

ホテル、競馬場、ゴルフ場といったメイダン・グループによる各施設はダウンタウン・ドバイから少し離れた内陸側に位置しており、空港からホテルや競馬場へは車で15分ほど(交通状況により)です。ホテルの中もしっかりと見学しました。エントランスを入った広大なロビーは豪快な吹き抜けとなっており、少し奥に進んで見上げると、2階から上の廊下はなぜか直線ではなく不思議な形をしています。なぜだろう…あるポイントに立って天井を見上げ、そこでやっと合点が行きました。その不思議な歪みは意図的なもの。なんと天井に巨大な白馬が一頭現れたのです!



このホテルの客室の特徴はなんといっても広さです。スタンダードタイプの2人向けの客室を予約して、まさか面積62平方メートルの部屋に通されるとは誰が想像するでしょうか。またどの部屋も競馬場に面しており、ゆったりとしたバルコニーが付いています。レストランの目の前にもそれは美しい景色が広がります。そして何より、5つ星ホテルであるにもかかわらず手頃な料金で泊まれる(ドバイワールドカップの時は別)ことも嬉しい限りです。レースのある木曜や土曜の夕方(カレンダー要確認)は是非ともこのホテルでお過ごしを!



メゾネットになっているプレジデンシャル・メイダン・スイートもこの通り、広々としています。



ホテルの屋上にはレーストラックを見下ろせるインフィニティプールがあり、バーや子供用のプールもありました。競馬はあくまでも馬の徒競走。家族で楽しむ「スポーツ」として位置付けられているそうです。



昼食はザ・メイダン・ホテル1階にある「SHIBA(シバ=芝を意味するそうです)」という日本食レストランの日本人シェフ、御厨雅一(みくりや・まさかず)さんが腕をふるって下さったお寿司、きんぴらごぼう、だし巻き卵、肉じゃがなどを頂きました。どれも本当に美味しくて、やはりホッとしますね。ご馳走様でした!



アブダビの在アラブ首長国連邦日本国大使館のシェフを経て、こちらのホテルに雇われたという御厨シェフからいろいろとお話を伺いました。ご苦労話や日本が恋しいといった話が出るかと思いきや、まったくそんなことはありません。「日本にあってドバイにないものは?」の問いには「う~~~~ん」と言ってしばらく首をかしげ、「ドバイにあって日本にないものは?」の問いには「自由。自由ですよ」とキッパリ。ちょっと意外な言葉でした。「ここは頑張る者に対してはきちんとそれを評価してくれる国。それに自分にはドバイのこの常夏の雰囲気がすごく合っています」とのことでした。あ、恋人募集中だそうです。

御厨シェフが切り盛りする「SHIBA」レストランにはジャパニーズ・テイストの宴会用個室が数種類あり、美味しい食べ物と美酒がたっぷりと用意されています。是非お出かけください!



またランチタイムには「SHIBA」のテラス席も人気だそうです。景色的にも最高のポジションだといい、ここで撮影される写真の数々はザ・メイダン・ホテルにとって“パンフレットの表紙”的な役割を果たしているそうです。このページのトップの写真でご紹介した写真と下の写真は同じ場所です。ワールドカップの開催日ほか特別なイベントがあると、とても華やかになるのですね。



ところで記者はこの記事の執筆にあたり、メイダン・グループの情報が満載というUSBを頂きました。それがこちら、美しいクリスタル製なのです。



PCに差し込んだ瞬間、青紫の上品な輝きを放ったこのUSBに記者は完全にノックアウトされました。こんなところが実に“ドバイ流”。数日間滞在しただけでもよくわかります。彼らは小洒落たサプライズがとにかく得意、上手。何から何までスマートなやり方で人のハートを鷲掴みにし、目をくぎ付けにし、「些細なおもてなしです」とサラっと言ってのけるのです。

取材協力:ドバイ政府観光・商務局
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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