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【海外発!Breaking News】寄付のため髪を剃った14歳少女 学校から「校則違反」と言われ教室に入れず(英)

TechinsightJapan 2018年1月9日 21時30分

普段から他人を思いやる心を持つ14歳少女が、長く伸ばしていたブロンドヘアを剃って慈善団体に寄付した。しかし学校側は「校則違反」と少女が教室に入ることを禁じたため、少女の母が怒りを露わにしている。英メディア『real fix』『The Sun』などが伝えた。

英コーンウォールのペンザンスにあるMounts Bay Academy(マウンツ・ベイ・アカデミー)に通うニーヴ・ボルドウィンさん(14歳)はクリスマスの休み期間中に、小児がん患者のために無料で本物の髪を使ってカツラを作る慈善団体「Little Princess Trust(リトル・プリンセス・トラスト)」への基金集めに協力しようと、長かったブロンドヘアを剃って寄付した。しかし休み明けに登校すると、学校側から「校則違反」として教室に入ることを禁じられ、別の部屋で授業を受けさせられる罰を与えられた。ニーヴさんの母親アンネカさん(32歳)は学校側の対応に激怒し、このように話している。

「娘から慈善団体へ髪を寄付したいということを聞いて驚きました。14歳という年頃の女の子であれば、見た目やスタイルを気にしがちでしょう? だから、娘が決心したことを私たち家族はとても誇りに思いました。それなのに学校側は娘の他人への思いやりの行為を評価するどころか、不公平にも罰を下しました。規定よりたった1cm短かったというだけで、娘は教室に入ることを禁じられ、校庭で友達にも会えない状態で、隔離された部屋で授業を受けているんです。娘は全教師からの評価はとても良く、娘を知る人は誰でも礼儀正しく良い子だと言ってくれます。娘が髪を剃ったからといって、その人となりが変わってしまうわけでもないのに、これは差別だと思います。正直、学校側に激しい怒りを感じています。」

これに対し、サラ・デイヴィー学校長は「当校の髪型についての規則は明らかです。全生徒は、極端な髪型は一切許可されていないという規則を知っているはずです。もしニーヴさんが、学校側に『チャリティーのために髪を剃ろうと思っている』と事前に相談していれば、おそらく我々は『別の方法で基金集めに参加してはどうか』と提案したでしょう。ニーヴさんが行動を起こす前に、家族は学校に連絡することができたはずです。ですが、相談は一切ありませんでした。もし相談してくれていたなら、今回のような状況を防ぐことができたのです。登校以来、ニーヴさんには別の部屋で授業を受けてもらっていますが、教材はいくらでもあるしデジタル技術を使用しているので、学習の遅れはありません。今後はニーヴさんの母親と話をして、全員が満足できるよう解決に努めるつもりです。また、本人にはできるだけ早く教室に戻れるように取り計らいますが、髪が十分に伸びるまでの間はヘッドスカーフをしてもらうよう指示します」と話している。

このニュースを知った人からは、「バカバカしい。髪型ぐらいでここまで罰する? しかもこの子の場合は慈善団体への寄付のためでしょう」「髪を剃ったことを校則違反だというならば、脱毛症で髪がごっそり抜けた子はどうするわけ?」「子供たちにはむしろ慈善活動に参加することをすすめるべきで、こういう対応は間違っている」「この校長や教師らは、がんで髪を失ってしまった患者の気持ちを考えたことがあるのか。自分たちもこの少女のように髪を剃って寄付するという行為を見せてみろ」「奇抜な色に染めるとか、派手な髪型するとかいうなら“校則違反”と言ってもいいかもしれないけど、剃ることがなんで違反なんだ」「男児なら丸坊主OKで女児はダメと言うのは明らかに差別」「学校って刑務所のような対応するんだな」「こんな校則のある学校って最低」といった批判の声が多々あがっている。

画像は『real fix 2018年1月8日付「Mum Outraged After Charity Head-Shave Daughter Is Put In Isolation At School」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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