Infoseek 楽天

【エンタがビタミン♪】島津亜矢が“DREAMING GIRL”熱唱 松本隆「ノックアウトされました」

TechinsightJapan 2018年3月8日 14時30分

NHK総合の音楽番組『うたコン』で3月6日、「作詞家・松本隆の世界」を特集した。松本隆が作品提供した松田聖子、薬師丸ひろ子、アグネス・チャン、ザ・リリーズ、原田真二、南佳孝、クミコをはじめ三浦大知、ゴスペラーズ、丘みどり、島津亜矢などのアーティストが名曲の数々を歌った。

ステージでのライブパフォーマンスはアグネス・チャンの『ポケットいっぱいの秘密』(1974年/作詞:松本隆/作曲:穂口雄右)から始まり、寺尾聰のヒット曲『ルビーの指環』(1981年/作詞:松本隆/作曲:寺尾聰)を三浦大知と村上てつや(ゴスペラーズ)がコラボ、ザ・リリーズが『好きよキャプテン』(1975年/作詞:松本隆/作曲:森田公一)、中原理恵の『東京ららばい』(1978年/作詞:松本隆/作曲: 筒美京平)を丘みどりが披露した。

アグネス・チャンはトークのなかで「松本先生の歌詞は遊び心がある」とフリップを持ち出し、『ポケットいっぱいの秘密』の歌詞からフレーズの頭にある一文字を並べると「あ・ぐ・ね・す」になることを明かす。



驚く周囲に「私も全然分からなくて、初めて知ったのは松本先生の25周年」だと告白するアグネス。松本隆は「『ポケットいっぱいの秘密』だから、何か秘密を作っとこうと思った」といたずらっぽく微笑んだ。

その後は松田聖子が歌う松本隆作品の数々を映像で振り返った。彼女は音楽チャート24曲連続1位という記録を持つが、そのうち17曲は松本隆が手掛けている。

生中継で出演した松田は「松本先生の作品はどの曲も素晴らしい世界があって、その世界に憧れたり共感できる」のが魅力だという。それを受けて松本は「彼女が19歳だったら20歳くらいの詞を書いて、ちょっとずつ大人にしていくように考えた」と語る。松田聖子はジャズバンドとの事前収録による『SWEET MEMORIES』(1983年/作詞:松本隆/作曲・編曲:大村雅朗)を披露した。

他にも映像で数々の松本隆作品を振り返り、森進一のヒット曲『冬のリヴィエラ』(1982年/作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一)について松本が「ニースへ家族旅行した時に思いついて書いた」ものだと説明した。“リヴィエラ”はイタリア語で“海岸”を意味するとともに、イタリア北部のリグリア海に面する海岸地方で“避暑地”として知られる。

一方、大瀧詠一の『カナリア諸島にて』(『君は天然色』のカップリング)は「行ったことはないがイメージ通りの詞が書けた」という話から、ゴスペラーズ村上は松田聖子『セイシェルの夕陽』で「セイシェルってあるんだ!と知ったように、松本さんの詞で初めて知ることが多い」という。さらに彼は小学6年生頃に「(松田聖子の歌から)“好きよ 嫌いよ”とはこういうことなのかと子どもながらに学んだ」と明かして笑わせた。

トークに続いて、ステージでゴスペラーズが大滝詠一の『君は天然色』(1981年/作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一)を披露すると、山下達郎が歌った朝ドラ『ひまわり』の主題歌『DREAMING GIRL』(1996年/作詞:松本隆/作曲:山下達郎)を島津亜矢がパフォーマンスした。

それまでひな壇トークでは目立たなかった彼女がJ-POPの『DREAMING GIRL』を熱唱すると、松本隆をして「島津亜矢最強ですね! ハッキリ言ってノックアウトされました!」と唸ったほどだ。

その後のステージは原田真二が『キャンディ』(1977年/作詞:松本隆/作曲:原田真二)、南佳孝が『スローなブギにしてくれ(I want you)』(1981年/作詞:松本隆/作曲:南佳孝)、薬師丸ひろ子が『Woman“Wの悲劇”より』(1984年/作詞: 松本隆/作曲: 呉田軽穂)そしてクミコがクミコ with 風街レビューの『フローズン・ダイキリ』(2017年/作詞:松本隆/作曲:横山剣)を披露した。

『島津亜矢オフィシャルブログ』では、出演を終えて「松本先生のお名前は、小学生の時から存じ上げてました。大好きなアイドルの人の歌! テレビやラジオから毎日流れる大ヒット曲も松本隆先生の歌がものすごく多くてお名前も覚えてました」と綴っている。

なかでも松田聖子が好きなようで、「今日、聖子さんのヒット曲もいっぱい流れてましたし、聖子さんもご出演されて。全て歌えます!」とテンションが上がっていた。今回、『DREAMING GIRL』で松本隆に強烈な印象を与えただけに「島津亜矢×松本隆」のコラボが実現すると良いが。

画像は『Takashi Matsumoto 2018年3月7日付Instagram「歌コンが終わって解放感満載の楽屋通路。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

この記事の関連ニュース