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【海外発!Breaking News】57歳女性の失踪から半年 息子ら必死の願い「どうか無事に帰ってきて」(英)

TechinsightJapan 2018年6月18日 21時50分

家族の前から忽然と姿を消し、何年も行方不明になっている人はどこの国にも存在する。その間、家族は「きっとどこかで生きている」と希望を持ちながらも、愛する者が姿を消してしまった事実について悩み苦しむ日々送らなければならない。このほど英グレーター・マンチェスターで、昨年のクリスマス前に行方不明となってしまった女性の家族が失踪から半年経った今、再びメディアに訴えた。『Manchester Evening News』が伝えている。

グレーター・マンチェスター内トラフォードのヘイルに住むマリー・スコットさん(当時57歳)は、昨年の12月18日を最後に姿を消した。その日、自宅を出てからのマリーさんの足取りは、断片的ではあるが街に設置された監視カメラから明らかとなっている。だが午後12時半頃に路面電車に乗る姿や誰かに道を尋ねているような姿、またウロウロと歩き回る姿などが映し出されているだけで、マリーさんがどこへ何をしに向かったのかは掴めなかった。

それから2週間後、警察はマリーさんの姿が消息を絶った18日に同じくグレーター・マンチェスター内のベリーという街の監視カメラに映っていたことを突き止めた。マリーさんは路面電車やタクシーを利用してそこまで出向いたとされているが、家族によるとその土地はマリーさんとはなんの関わりもない場所という。しかし母親の姿がそこで見られたと知った長男スチュアートさん(37歳)は、ベリー近辺でマリーさんが行方不明であることを記載したチラシを配り、タクシー乗り場やエリア内のホテルにも足を運んで母親についての情報提供を呼びかけた。その間は警察でも森や川などを含めて広範囲にわたり、マリーさんの捜索に尽力した。しかし半年たった今でも、マリーさんの行方はわかっていない。スチュアートさんは捜査にあたった警察や、協力してくれた市民に深い感謝の意を示しながらも、悲痛な面持ちでこのように語った。

「母がもしどこかで生きているのなら今頃とっくに見つかっているのではとも思うし、万が一亡くなっていたとしても遺体が発見されているのではとも思います。母は今年2月の41年目の結婚記念日も、4月の孫の誕生日も一緒に祝うことができませんでした。私たちは可能な限りの選択肢を警察に伝え、警察も捜査に尽力してくれていますが、依然として母の行方はわからないままです。何一つ手掛かりがありません。私たちは母が生きていることを信じていますが、母のいない生活は残された私たちに大きな打撃を与えています。母の笑顔が恋しいし、母のことを考えない時はありません。どうか無事であるようにと祈り、元気に私たち家族のもとへ帰ってきてほしいと願うばかりです。」

スチュアートさん曰く、マリーさんは失踪前に自分の母親アイリーンさんを亡くしており、その辛さや悲しみを乗り越えられずに精神科医のもとへ通っていたという。忽然と姿を消してしまった12月18日も、精神科医に会いに行く予定があったそうだ。母親の失踪にあらゆる可能性を考えるスチュアートさんは「祖母のことで心を痛めすぎて、もしかしたらひとりになりたいと思い姿を消してしまったのかもしれません」と話す。

マリーさんの夫ジムさんと次男ジェイムズさんもスチュアートさん同様、マリーさんのことを思わぬ日はない。ジェイムズさんは「母のいない生活は家族全員にとって辛すぎます。どうか僕たちのもとへ戻ってきて」と悲痛な胸のうちを吐露した。いったい、12月18日にマリーさんの身に何が起こったのだろうか。

このニュースを知った人からは「事情があって家を出たにしろ、今どこかで生きているなら心配している家族のところに元気にしているとだけでも連絡してあげて」「彼女が失踪したニュースを以前にも見たけど、まだ行方不明なままなんだ…家族にとっても毎日が悪夢だろうね…どうか見つかりますように」「銀行口座からお金は全部引き出されていたのかな。そこから足取りがわかると思うんだけど」「どうか家に戻ってあげて。ご家族すごく心配しているじゃないの」「監視カメラが多数設置されているから、居場所がつかめそうなものだけど…。すごくミステリーだよね。無事でありますように」といった声があがっている。

画像は『Manchester Evening News 2018年6月16日「Six months on, the family of missing mum Marie Scott are clinging to hope that she’s alive」(Image: Manchester Evening News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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