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【海外発!Breaking News】「妊娠中?」「痩せなきゃ」と言われ続けた女性 23キロの卵巣嚢腫を摘出(米)

TechinsightJapan 2018年7月1日 21時44分

「痩せたいのにどうしても痩せられない」そんな経験は誰にでもあるだろう。米アラバマ州の30歳の女性は痩せる努力をしているのにもかかわらず、この1年で体重が20キロ以上も増加した。体調も優れずイライラは募るばかりであったが、今年5月に驚くべき事実が判明した。『WSFA 12 News』『Fox News』などが報じた。

アラバマ州のモンゴメリー在住のケイラ・ラーンさん(30歳)は、約1年前から胃の不調や痛みを感じるようになった。痩せようと努力をしているにもかかわらず体重は増える一方で、常に腹部に圧迫感があり、次第にほんの少しの距離を歩くのにも息切れをするようになった。ケイラさんは病院で診察を受けたが、医師には「体重が増えすぎです。痩せれば治りますよ」と言われただけで、身体の調子は一向に良くならなかった。

そのうちケイラさんのお腹はまるで妊娠9か月の妊婦のように大きくなり、ますます惨めで心が晴れない日が続いた。レストランで見知らぬ人から「双子を妊娠しているの?」と言われた時は、屈辱感とショックで言葉を失うほどだった。

そんなケイラさんが耐えられないほどの激しい腹痛に見舞われたのは、今年の5月だった。母親によって地元のジャクソン病院の救急外来に運ばれたケイラさんにはすぐに検査が行われ、かなりの大きさの卵巣腫瘍があることが明らかになった。

ケイラさんは「ずっとどこかが悪いって分かっていた。でも手術をすればこの苦痛から解放されるのね」と母に泣きながら叫んでいたことを今でもはっきりと覚えているという。

検査直後に行われた手術でケイラさんから摘出されたのは22.6キロ(50ポンド)もある卵巣嚢腫で、手術を担当した産婦人科医のグレゴリー・ジョーンズ氏は「良性の粘液性嚢胞腺腫(mucinous cystadenoma)でした。これまでにも何度か見たことがありますが、ここまで大きいのは初めてです」と語り、驚きを隠せない様子だった。日本の赤ちゃんの出生時平均体重を3キロとすると、ケイラさんは7人分以上の重さの塊を腹部に抱えていたことになる。

その後順調に回復しているケイラさんは、今ではクローゼットに眠っていた洋服を引っ張り出しておしゃれを楽しんでおり、精神的な苦痛からも解放されたようだ。

なお昨年1月にも、医師から15年間も「ただのデブ」と言われ続けた男性の下腹部から、60キロの腫瘍が摘出され話題になった。

画像は『WSFA 12 News 2018年6月28日付「Alabama woman has 50-pound ovarian cyst removed」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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