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【海外発!Breaking News】ハグが大好きな超大型犬 脳卒中を患った飼い主の回復を助け人々を笑顔に(英)

TechinsightJapan 2020年5月8日 16時45分

健康には自信があり、仕事もバリバリこなしていたイギリスの41歳の男性が、2年前に突然脳卒中で倒れた。普通に歩くこともままならなくなった男性を救ってくれたのは、当時まだ赤ちゃんだった飼い犬だった。『Mirror』『Daily Mail Online』などが伝えている。

英北西部マージーサイド州サースタストンに住む2児の父クレイグ・パンクハーストさん(Craig Pankhurst、41)は2年前の4月、脳卒中で倒れ2週間の入院を強いられた。この後遺症でクレイグさんはコミュニケーションをとるのが困難になり、視界もぼやけるようになった。また脚を引きずらなければ歩けなくなり、水泳が好きで超多忙なビジネスマンだったクレイグさんの生活は一変した。

そんなクレイグさんを救ったのは、同年6月に飼い始めたニューファンドランドとプードルのオスのミックス犬“ロルフ(Rowlf)”だった。産まれて間もなかったロルフは当時、体高約30センチ(1フィート)と小さかったが、超大型犬であるニューファンドランドの血なのだろう。今では体重50キロもあり、後ろ足で立ち上がると体高が180センチ(6フィート)を超えるまでに成長した。

クレイグさんはロルフについて、次のように語っている。

「ロルフは来月、2歳の誕生日を迎えるんだ。2年で身体は大きくなったけど、自分はまだまだ赤ちゃんだと思っているようでね。時々、私の膝の上にのってきて、ハグしようとするんだよ。自分をいつまでも小さい犬だと勘違いしているんだろうね。」

「うちではほかにも2匹のブルドッグを飼っているんだけど、ロルフはブルドッグ用の小さなベッドに身体を丸めて寝ることがあるんだ。きっと自分のサイズはブルドッグと同じだと思っているんだよ。本当に面白いんだよ。」

「家の中でのロルフは落ち着いていて、性格はおおらかで優しいんだ。困ることと言えば、濡れたままで家に入ってきて身体をブルブルと震わせる時かな。こうなると全てが濡れてしまってお手上げだよ。」

そんな甘えん坊のロルフだが、脳卒中を患った直後のクレイグさんにとってはまさに“救世主”だったようだ。

「運動が必要なロルフと一緒に、毎日散歩に出かけたんだ。散歩を始めた時は1キロを歩くのがやっとだったけど、少しずつ続けることで麻痺した身体の左半分に力がついて、歩くスピードも速くなったんだ。今は毎日4~5キロ、長くて2時間の散歩をしているよ。歩こうと思えば10キロだって平気だね。でもロルフがいなかったら、無理して散歩に行くことはなかっただろうね。」

「外に出ることは、自分にとってとてもいい気分転換になったんだ。ロルフは元気だし、散歩の途中で止まっては人に愛嬌を振りまくんだよ。ロルフの愛らしくて遊び好きな性格は、どんな人だって笑顔にしてしまうんだ。ロルフのおかげで私もずいぶんと回復したし、いろんなことがとても上手くいってるよ。」



なおクレイグさんは現在、脳卒中の後遺症で苦しむ人にリハビリや運動の機会を提供するチャリティー団体「A Stroke Of Luck」を運営している。ロルフは人々に笑顔と幸せを届ける団体のアンバサダーとして活躍しているそうで、クレイグさんは最後にこう明かした。

「ロルフが私にとってどんなに大切な存在であるのか、ロルフ自身はきっとわかっていないだろうね。でも甘えん坊で優しいロルフは私だけでなく、私の家族や団体に関わる全ての人にとってもかけがえのない存在なんだ。」

画像は『Craig Pankhurst 2020年4月18日付Instagram「Morning cuddles with Rowlf, who thinks he’s a lapdog!」、2020年4月5日付Instagram「How can a dog of this size escape?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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