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【海外発!Breaking News】「股間から赤ちゃんの足が!」シャワー中に出産した24歳女性(スコットランド)

TechinsightJapan 2021年7月19日 21時50分

通常赤ちゃんは頭を下にして生まれてくるが、時には頭が上になった状態で誕生する逆子(骨盤位)もいる。現在では逆子の場合、分娩時のリスクを抑えるために帝王切開による出産がほとんどだというが、スコットランドの24歳の女性はシャワーをしている最中に、股間から赤ちゃんの足が出てきたという。『STV News』などが伝えている。

スコットランド南西部アーバイン在住の妊婦テイラー・ペンマンさん(Taylor Penman、24)は今月6日、出産予定日より2週間半ほど早く破水し、慌てて病院に連絡した。

その時は午前3時半頃で、テイラーさんは「8時半に受付しますが、陣痛の間隔に注意してください」と告げられたため「初産だし、まだまだ大丈夫だろう」と自宅で待機することにした。

しかし午前7時頃にテイラーさんの陣痛の間隔は1分弱となり、パートナーのスチュアート・タイリさん(Stuart Tyrie、34)が「早めに診察を受けたい」と病院に電話すると、すぐに救急車を呼ぶように言われた。

テイラーさんは「救急車が来るまでの間、火照った身体を冷やしたいと思ってシャワーを浴びることにしたの。すると急に尿意と酷い痛みを感じて…。シャワーヘッドを手に持ち立ったまま股間を見ると、赤ちゃんの足が1本出ているのが見えたのよ!」と当時を振り返り、このように続けた。

「怖くなって、スチュアートにこう叫んだの。『もう一度緊急通報して、赤ちゃんが逆子だって伝えて!』とね。」

「スチュアートは私の股間から赤ちゃんの足が飛び出しているのを見ると顔がみるみる青ざめ、パニック状態なのは一目瞭然だった。でも電話で『あなたが介助しなくてはいけないのよ』と告げられると、私の分娩のサポートをしてくれたの。」

「その直後だったわ。赤ちゃんのもう1本の足が出てきたの。『これはもう、早くなんとかしなくては』と焦ったけど、その後赤ちゃんの身体が降りてくると股間からぶら下がっているような状態だった。赤ちゃんの首にはへその緒が絡まっていて、泣くこともなかったし、死んでいるのかと思ったくらいよ。怖かったわ。」

「ただスチュアートは冷静に電話での指示に従って、へその緒を首から外すと、泣くまでマッサージを続けたわ。すると赤ちゃんの顔がピンク色に変わって、やっと産声をあげたのよ。あれは忘れられない、素晴らしい瞬間で、2人でホッとしたのを覚えているわ。」

こうして緊急通報してから2分後の午前7時33分にエヴァ・エリザベスちゃん(Eve Elizabeth)が誕生した。スチュアートさんはその後、靴紐でへその緒を結び、数分後に到着した救急隊員に促されるとへその緒を切ったという。

テイラーさんは「妊娠中にいつの間にかくるりと回転してしまったのでしょうね。逆子だったエヴァの足は、分娩の途中で引っかかってしまい腫れているの。でも3458グラムで誕生し、とても元気よ。分娩室で10時間を過ごすような大変な出産ではなく、エヴァがあっという間に誕生したから私も気分がいいのよ」と語ると、このように明かした。

「それでもエヴァが出てくるまでの2分間は、人生の中で一番長く感じたわ!」

一方のスチュアートさんは「テイラーの股間から赤ちゃんの足がブラブラしているのを見た時は、恐れおののいたよ。でもその後、アドレナリンが出てなんとか乗り越えた。それに赤ちゃんが足から出てきたのにもかかわらず安産だったことはラッキーだったと思う。テイラーもあの状況下でよく頑張ってくれたよ」と笑い、「サポートしてくれた救急隊員らには感謝しているよ」と述べた。



ちなみに昨年1月には、便意をもよおしトイレに行った初産婦がそのまま出産した。また2019年9月には、第2子を妊娠していた教師が学校前の歩道で出産していた。いずれも鈍い腹痛を陣痛だとは思っていなかったという。

画像は『The Sun 2021年7月14日付「SHOWER HOW IT’S DONE I was in the shower & needed to pee ‐ suddenly my baby’s LEG popped out ‐ her hero dad helped deliver her」(Credit: The Scottish Sun)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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