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もう挫折しない英語学習を続けるコツ

JIJICO 2015年1月3日 18時0分

「読む」「書く」「聴く」「発話する」を満遍なくトレーニング

過去に「今年こそ英語習得!」と誓い始めてみたものの、挫折した経験はありませんか?私の教室の生徒の中にも、そういう人が少なくありません。今回は、英語の学習を的確な手法で楽に継続できる方法・考え方を紹介します。

日本人の英語学習は、ここ10年程で随分と改善されてきたとはいえ、やはりReading(読む)、Writing(書く)に主眼を置いた学習がやはり目立ちます。もちろんこれらも大切なのですが、Listening(聴く)、Speaking(発話する)も積極的に取り入れてみましょう。

4技能を満遍なくトレーニングすることで飽きにくくなり、また、上達の質・度合いも大きく変わってきます。Listeningの上達は、そのままReadingの上達につながりますし、実はSpeakingはListeningの上達に直接的な関わりがあります。4技能満遍ない学習は「使える英語」が身につき、英検やTOEIC、TOEFLなど各種試験の対策としても効果的です。

勉強の時間を決めるのは挫折の一番の原因

そして「何時から何時は勉強する」と決めてしまう人が多いですが、これは実は挫折の一番の原因です。コツとしては「毎日の行動」の付近に学習を割り込ませること。例えば4技能のトレーニングでいうなら、朝の通勤途中でListening(英会話教本の音源など)、帰りの電車の中でReading(英文の記事など)、就寝前にWriting(英語日記など)とSpeaking(通勤で聴いた音源のシャドウイングなど)など。

英会話番組なども放送時間に自分の行動を合わせるのではなく、予め録画・録音し、就寝前に視聴する習慣にしたりすると楽に継続できるようになります。

毎日、数分でも良いので、英語に触れる

学習を開始したら、とにかく「継続すること」を目的としましょう。3分しかListeningできなかった日があっても、また、1行しかWritingができなくてても構いません。毎日、英語に触れることを意識し、とにかく続けてください。

個人差はありますが、2週間ほど続けることができれば、体も頭も慣れてきます。「疲れてるから今日は日記はやめよう」と思って床に入っても罪悪感に見舞われ、結局「少しでも書いておくか」と、なってきます。「毎日数分でも良いので、英語に触れる」。これが継続、つまり上達の鍵です。

継続すれば、どんな人でも実用的な英語を身につけることができる

また、仲間と一緒に英語学習習慣を始め、互いに励まし合いながら継続するのも良い方法です。私の生徒で、英語で交換日記をしていた人たちがいます。互いに継続を観察することにもなるため、オススメです。

英語は上達の自覚が難しく、それも挫折してしまう原因の一つといえるでしょう。ですが、よほど質の悪い学習をしない限り、継続していて上達しないなんてことはありえません。英語は、決して一部の人しか取得できない特殊な技能ではなく、しっかりと継続すればどんな人でも実用的な英語を身につけることができます。

もう一度自分を信じ、今年こそ英語上達を目指してみませんか?

(村松 祐輔/英会話講師)

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