Infoseek 楽天

同級生と不倫して略奪婚…の寸前で、親友に言われたキツい一言/恋愛人気記事BEST

女子SPA! 2024年3月14日 15時47分

 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年3月19日 記事は取材時の状況)

==========

 不倫が始まる場所の一つとして多いといわれる同窓会。久しぶりに再会した同級生との恋愛に溺れてしまう女性は少なくないといいます。今回、話を聞いた斎藤莉奈さん(仮名・33歳)も、その1人です。

「いま思えば、婚活に焦った結果が不倫にハマった原因だったのだと思います」

 当時、29歳だったという莉奈さん。周りの友人や同級生が次々と結婚していくことに焦りを感じていたといいます。

◆結婚式の二次会で同級生と急接近

「そのときの私は3年間付き合った彼氏に振られてしまって、もう一生結婚できないんじゃないかと婚活パーティーや出会いのありそうな場所にどこでも参加していました。そんな中で呼ばれたのが、地元の親友A子の結婚式でした。」

 新郎は地元の先輩ということもあり、披露宴には懐かしい顔ぶれが何人も呼ばれていたとか。

「地元は田舎なので、ほとんどの人が結婚していたので私が浮かない顔をしていると、そんな私に気づいたのか声を掛けてきた男性がいたんです。彼は高校の同級生のヤマムラくん(仮名)で、私が同級生から『結婚しないの?』攻撃を受けているところをフォローしてくれました。

 そのときは優しい人だなぁぐらいにしか思ってなかったのですが、式が終わり同級生だけが集まる二次会に参加したときに、つい愚痴をこぼしてしまったんです」

 彼氏と別れたばかりの心境や、結婚できないんじゃないかという不安、アレコレ言ってくる同級生への愚痴など、酔った勢いですべてヤマムラさんに話してしまった莉奈さん。そんな莉奈さんを見かねたのか、ヤマムラさんはタクシーで送ってくれることになったといいます。

「タクシーの中でも私はひどかったと思います。その日は実家に帰る予定だったのですが『家に帰ると親に結婚のことアレコレ言われる!』とごねていたそうです(笑)。いま思えば家に帰りたくなかったというのもあるのですが、単純に寂しかったんだと思います。

 そのまま酔った勢いでヤマムラくんをホテルに連れ込んでいました。ヤマムラくんは既婚者だけど、どうせ地元に帰らないと会うことはないだろうし、これっきりだしイイかという気持ちがあったのかもしれません」

 しかし、思わぬ展開が莉奈さんを待ち受けていたのです。

◆婚活も続けながら、不倫関係へ発展

「東京に帰ってしばらくした頃、ヤマムラくんから急に連絡が来たんです。てっきり地元で仕事をしていると思っていたのですが、仕事でしょっちゅう東京の本社に来ることが分かったんです。

 特定の彼氏もいないし、別に飲むくらいならいいか……と誘われるままに飲みに行くとやっぱり同じ展開に。正直、体の相性は悪くないし地元で会うわけではないのでバレないかな……と、気づいたら会う回数も増えて体だけの不倫関係になっていました」

 その間もしっかりと婚活は続けていたという莉奈さん。もし良い人が見つかれば、きっぱりとヤマムラさんとの関係は終わらせるつもりだったという。

「そんな関係が続いて1年ほど経った頃、ヤマムラくんが突然、離婚宣言をしてきたんです。『嫁とはもう別れる。だから俺と結婚してほしい』と……。聞くと、ヤマムラくん夫妻は子供が何年もできなくて、奥さんとの関係はすでに冷え切っているとのこと。

 奥さんは子供が欲しいとずっと言っているようで、不妊治療にそこまで協力的じゃないヤマムラくんとは常に喧嘩状態だと言うのです。ヤマムラくんの見た目はタイプだし、性格も悪くない。子供がいないんだったら結婚するのもイイかな……と考え、その日から正式にヤマムラくんと交際を始めることにしたんです」

◆親友に言われたキツイ一言

 それから半年後、ヤマムラさんは離婚の準備を着々と進めていき、莉奈さんも結婚に向けて準備を始めたといいます。まず、出会いのきっかけとなる場を作ってくれた親友のA子さんに、結婚することを伝えるとすごく喜んでくれたそう。

 ところが、思い切って相手がヤマムラさんであることを伝えするとA子さんの声色が急変…。

「『私、知り合いだから言うけれど、ヤマムラさんの奥さんがどんな思いでいるか分かっているの?』と言われました。そして奥さんが不妊で苦しんでいるということ、ヤマムラくんが家にあまり帰らず子作りにも全く協力的じゃないことを言われました。

 そして最後に『悪いけれど、もし莉奈とヤマムラくんが結婚しても私はお祝いできない』と言われたんです」

「同級生からすら祝ってもらえない相手と結婚するってどうなの? それどころか、もし知られたら二度と地元にすら帰れない」そう考えた莉奈さんは決意を固めたといいます。

「ヤマムラくんには『親友に祝ってもらえない相手とは結婚できない』と、きっぱり伝えました。ヤマムラくんは少し考えて『やっぱりそうだよな、ごめん』と言っていました。1年半も関係があったのに意外とアッサリしていたので拍子抜けしました。

 結局、その日以来ヤマムラくんとは会っていません。それからしばらくは何もやる気が起こりませんでしたね。A子には別れた報告もしていなかったし、地元の集まりや結婚式に呼ばれても理由をつけて断っていました。やっぱり、気まずさと罪悪感がありましたね」

 それから3年、莉奈さんはいまどうしているのでしょうか。

◆新恋人はどんな人?

「あれから転職して、新しい仕事に就いたら前の会社の同僚の男性から連絡が来たんです。恋愛に対していまいち踏み切れなかったのですが、何度か会うようになって……最近お付き合いを始めることになりました。

 ちなみにヤマムラくんは少し前に、同級生づたいに子供が産まれたという話を聞きました。奥さんは今も、私との関係は知らないんじゃないかと思います。変な話ですが、A子が言いふらさなかったのは感謝していますね……」

 A子さんとはあれ以来、疎遠になってしまったそうですが、彼氏ができたことを報告したら喜んでくれたそう。「私が不倫していたという事実は消えないけれど、A子との関係も少しずつ修復できたらなと思います」

 同級生との不倫を通じて様々なことを学んだ莉奈さん。莉奈さんが幸せになれることを願うばかりです。

-私が不倫をやめられたワケ-

<文/結城>

【結城】
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer

この記事の関連ニュース