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ドトールが常連客に愛される理由3つ。「スタバよりいい」明確な根拠とは

女子SPA! 2024年3月31日 15時46分

 食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。

 私はスタバマニアとしてスターバックスの最新情報やトレンドをお届けしていますが、スタバの良さを知りつつも、それとは別次元で感動したコーヒーショップがありました。それは、「ドトールコーヒーショップ」。きっかけは、レシートの上に大きく印字されたスローガン。

“すべての今日を、支えていく”

 このフレーズに引き込まれ、泣きたくなるほど心が癒されたのです。はぁ~、わたしたちのこと、わかってくれてるよなあ……。これを機に、最近のドトールを見ていくと、以前抱いていたイメージとは大きく異なっているではないですか!

 そこで今回は、最近のドトールの魅力をご紹介。スタバと比較をしながら、ファン心に火がつく理由として3つをあげていきたいと思います。

◆1.電源が多く、快適である

 最近、街中のカフェを選ぶ上でもっとも重視されるのが、Wi-Fiと電源が快適に使えること。

 大手カフェチェーンのほとんどがフリーWi-Fiを提供していますが、電源環境はまちまち。ドトールでは“コンセント席有り”を入り口に明記することで快適さをアピールしています。

 スタバで電源環境にありつけなかった体験をしたことがある人なら、この快適さはイメージしやすいでしょう。電源コンセントのある店舗情報はドトールのサイトにも具体的に紹介されていて、428店(24年3月28日時点)。この親切心にもこみあげてくるものがあります。

 また店内空間も明るく快適。今では性別や世代問わずに利用されている様子がわかります。

◆2.ドリンクやフードがスタバよりもずいぶん安い

 二つめに強調したいのは、ドリンクやフード類のお手頃感。スタバと比較してみましょう。

 たとえば、ソフトタイプの大判チョコクッキーは、ドトールが150円でスタバが215円。バウムクーヘンは、ドトールが160円でスタバが230円。ドトールがスタバよりも3割以上安いことがわかります。品質に大差があるかと言えば、どちらを選ぶかは個人の好みによるところが大きいと断言できます。

 またドリンクを見てみると、ラテはドトールが390円(M)でスタバが495円(トール)。抹茶ラテはドトールが480円(M)でスタバが520円(トール)。いずれにしてもドトールのほうが低価格になっています。

 この価格差をどう感じるかは人それぞれではあるものの、今のご時世、価格の安さはファンを増やす確かな理由になること間違いありません。

◆3.ミルクレープ以外の看板スイーツが豊富

 そして三つ目は、看板商品の強さにあります。ドトールと言えば、「ミルクレープ」をイメージする方も多いと思いますが、最近ではそれに並び「北海道産かぼちゃのタルト」が大人気になっています(440円)。

 ずっしり濃厚なタルトで食べ応えも十分。そしてもうひとつ、ついついコーヒーのお供に合わせたくなるのが、素朴な味わいの「スイートポテト」(180円)。さらにドトールには「熊本県産和栗のモンブラン」(530円)もあり、芋(イモ)、栗(クリ)、南瓜(カボチャ)の王道スイーツを1年中味わうことができるのです。

 また、2023年9月に、パン類がおいしくリニューアル。「北海道十勝産小豆のあんぱん」(290円)や「焼きカレーパン」(290円)、「シナモンロール」(290円)などがラインナップされていますが、全種食べた中で私がダントツ気に入ったのは、「ごろっとりんごのアップルパイ」(290円)。

 昭和レトロな感じもあり、1個食べてお腹も心も満たされます。

 ひと昔前のドトールのイメージとは大きく変わり、より快適に、お財布に優しいコーヒーショップに進化していますから、気になる人は足を運んでみてくださいね!

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

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