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ブラコンの義妹が勝手に家に来てしんどい。電話で「来ないで」と伝えたら“あり得ない一言”

女子SPA! 2024年4月11日 8時47分

 自分のものではないピアスやリップなどが自宅にあると、真っ先にパートナーの浮気を疑うもの。赤坂春子さん(仮名・34歳)もある日、見覚えのないピアスを発見します。

 夫の不倫を疑いましたが、明らかになった真相はさらに衝撃的なものでした。

◆夫の妹がブラコンすぎた!

 春子さんと夫・圭司さん(仮名・36歳)は、半年前に結婚。出会いは、マッチングアプリでした。

「結婚が決まったときは、少し大変でした。夫の妹は、かなりのブラコンだったからです。結婚前、挨拶行ったときには義妹は同席して、私を品定めしました」

 毎日、何時に仕事から帰宅できるのか、家事は得意なのか、ひとりで暮らしているときにはどういう食事を作っていたのかなど、ライフスタイルを細かく聞いてくる義妹に春子さんはドン引き。

「できる限り答えていましたが、何を言っても『そんなんでお兄ちゃんと一緒に暮らせるのか心配です~』と言われ、とても面倒でした」

 結局、その場は圭司さんが「そんなに質問責めにするなよ。俺は一方的に支えてもらおうなんて思ってないよ。お互い協力して暮らしていければいいじゃないか」と注意してくれたことで、なんとか義妹からの攻撃(口撃)は止んだものの、春子さんの心からは、しばらく苛立ちが消えませんでした。

◆部屋の掃除中に自分のものではないピアスを発見!

 そんな苦労はあったものの、スタートした結婚生活は幸せそのもの。圭司さんは交際時と変わらず優しく、春子さんのことを大切にしてくれました。

 しかし、新婚生活が始まって4ヶ月ほど経った頃、春子さんは部屋の掃除をしているときに自分のものではないピアスを発見。自分が家にいない隙を見計らって、夫が他の女を連れ込んでいるのかと思い、ショックを受けました。

「すごく悲しかったし、結婚したばかりなのに、もう離婚しちゃうのかなとかいろいろ考えました。しばらくはひとりでモヤモヤしていましたが、それでは何も変わらないから、勇気を出して夫を問いただすことにしたんです」

 ところが、ピアスを見せられた圭司さんは驚き、「浮気なんてしてない。身に覚えがまったくない」と反論。嘘をついているようには見えなかったため、春子さんはいったいどういうことなのかと頭を抱えました。

 無言の時間がしばらく続いた、圭司さんの態度に変化が。「……ひとりだけ心当たりがあるやつがいるかも」と誰かに電話をし始めたのです。

 やっぱり浮気をしていたんだ……。そう思い、春子さんは「スピーカーで話して」と要求。すると、電話口から聞こえてきたのは義妹の声でした。

「夫がピアスの特徴を説明すると、義妹は自分のものだと認めました。どうやら、義妹は私が仕事でいない日を夫に聞き、『お兄ちゃん家に行ってもいい?』と、何度もねだっていたみたいです」

◆義妹と電話で直接対決したら、トンデモな言い訳をされた!

 真相を知った春子さんは圭司さんと義妹の仲の良さを気持ち悪く思い、「なんで私に内緒で、あの子を入れたの?」と夫に尋ねました。

 すると、圭司さんは「俺の家族だからいいじゃん。許可取る必要ある?」と反論。これからはもう部屋に入れてほしくないと訴えても、「そこまで家族との関わり方を制限されたくない」と聞く耳を持ってくれませんでした。

「あんな頑固な姿は、初めて見ました。義妹がブラコンなだけだと思っていたけれど、夫もシスコンだったんだと驚きました」

 このまま、義妹がいつ来るのか分からない生活に耐えることなんてできない。そう思った春子さんは、こっそり圭司さんのスマホをチェックし、義妹の電話番号を入手。自らの口で「勝手に家にこないでください」と伝えました。

「そしたら、あの子なんて言ったと思います?『私が伺ったのは、春子さんがきちんとサポートできていないと感じたからです。お兄ちゃんから、食事の内容や掃除の仕方など全部聞いています。至らないと感じたから私がお邪魔して、補った。むしろ、感謝してほしいです』と笑いながら言ってきたんですよ」

◆さらにあり得ない一言。恥ずかしさと怒りが爆発!

 また、義妹は電話を切る直前、「あ、そうだ。春子さん、下着はもう少し大人っぽいものを選んだほうが色気は出るよと思いますよ」と、不必要なアドバイス。自宅に入られただけでなく、プライベートなところまで見られたことに春子さんは恥ずかしさと怒りを感じました。

「この件があってから自宅で過ごすことが怖くなり、今は実家に帰省しています。ここまでして夫はやっと事の深刻さが分かったみたい。『もう妹を招かないから帰ってきてほしい』と言っていますが、あの義妹がすんなり引き下がるとは思えません」

 まさかの理由で離婚危機に直面した、春子さん。自分の家族を大切にすることは素敵なことですが、未来を誓った相手を不快にさせない配慮も大切なこと。圭司さんには義妹と一線を置いた付き合いをしてもらいたいものです。

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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