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「SUVの魅力」性能や快適性を超えた1位は? 対する不満も「SUVらしさ」がアダに 1100人が答えた人気クルマジャンルの長短とは

くるまのニュース 2022年10月22日 11時10分

SUVはクルマの人気ジャンルであり、国内外のメーカーが多種多様なモデルを発売していますが、魅力はなんでしょうか。1102人を対象としたアンケート調査結果が発表されました。

■SUVを所有して生活は変わった?

 クルマのジャンルでは、SUVの人気が続いています。Sport Utility Vehicle(スポーツ用多目的車)という名前のとおり、スポーツからレジャー、日常生活までさまざまな場面で活躍する使い勝手の良いクルマですが、ユーザーは実際にどのように使っているのでしょうか。

 2022年10月18日、ネクステージがSUVの人気に関するアンケート調査の結果を発表しました。

「SUVを所有、または所有してみたいと思いますか?」という質問では、「現在所有している」28.6%、「いつか所有してみたい」31.0%、「かつて所有していた」22.0%で、約8割がSUVを“支持”していることが分かりました。

 ただし「所有したいと思わない」も14.7%おり、必ずしも万人受けするジャンルではないことがうかがえます。

 SUVを「所有している」または「所有してみたい」人にSUVの魅力を質問したところ(回答は2項目まで)、最も多かったのは「車体デザイン」で51.6%でした。

 次いで「居住空間の広さ、快適性」(28.5%)、「走行性能、走破性の高さ」(25.4%)、「運転のしやすさ」(22.2%)、「荷室の広さ」(18.1%)という結果に。

 このことから、SUVの魅力はまずデザインであり、次いで性能や使い勝手が評価されている傾向がうかがえます。

 SUVを「所有している」または「所有していた」人に、SUVを所有したことで変わったことを質問したところ(回答は2項目まで)、最も多かったのは「新しい趣味を始めた」で33.0%でした。

 2位は「旅行やレジャーに行くことが増えた」(29.8%)、3位は「家族で出かけることが増えた」(27.1%)で、さらに「友人などと出かけることが増えた」(16.9%)が続きます。

 このように生活を豊かにするといえるSUVですが、一方で不満はあるのでしょうか。

 SUVを「所有している」または「所有していた」人にSUVの不満を聞いたところ(回答は2項目まで)、1位は「車体サイズに比べて車内が狭い」で30.2%でした。

 このほか10%以上を得た回答では、「サイズが大きく運転が大変」(16.9%)、「車高が高く乗り降りが大変」(14.5%)、「リアが(スライドではなく)ヒンジドア」(13.1%)といったSUVの特徴がランクイン。

 また、「車検や修理代が高い」(19.4%)、「税金、保険が高い」(15.4%)、「燃費が悪い」(13.8%)といった金銭面の不満も並びました。

 では、そもそも「所有したいと思わない」人だとどうなのでしょうか。

 SUVを所有したいと思わない理由(回答は2項目まで)は、最多が「サイズが大きく運転が大変」で24.1%、次いで「SUVの機能が必要ない」で20.4%でした。ともにSUVならではの要素が、敬遠されている理由にもなっていることが分かります。

 ほかには「購入価格が高い」(18.5%)、「駐車場に入らない」(14.8%)といった現実的な理由、「車体デザインが嫌い」(16.7%)、「車内が狭い」(14.2%)といった理由が続いています。

※ ※ ※

 ネクステージは今回の調査結果について「『かっこよくて、趣味の道具としても使えるのがSUV』……そんなイメージが見えてきます。

 走破性や4WDへの支持が意外と広がらなかったのも、今回の調査のポイントといえるでしょう。たしかにSUVと本格クロカンは似て非なるもの。スタイリングや趣味の道具としてSUVを見た場合、それほど重視される点とはいえないようです」と分析しています。

 調査は9月7日から21日にかけて、インターネット上で実施。有効サンプル数は20歳から51歳までの男女1102人です。

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