タイで開催されたイベント「タイモーターエクスポ」で、トヨタのタイ法人は新型「ヤリスクロス」を展示しました。このヤリスクロスは、日本のヤリスクロスとは全く異なるモデルですが、それだけに日本のSNSなどでも様々な反響が集まっています。
■日本版とはまるで異なる新型「ヤリスクロス」に反響集まる
2023年12月、タイで開催された「タイモーターエクスポ」で、トヨタは新型「ヤリスクロス」を展示しました。しかし、このヤリスクロスは日本のヤリスクロスとは大きく異なります。
日本市場では見られない新たなヤリスクロスの姿に、様々な反響が集まっています。
日本のヤリスクロスといえば、コンパクトカー「ヤリス」から派生したコンパクトSUVです。2024年1月には一部改良を実施しています。
しかし、タイの新型「ヤリスクロス」は日本のモデルとは大きく異なるモデルです。
もっともわかりやすく変わっているのが、その顔立ち。上部に配置しているフロントグリルは大きめな台形の形状になっており、どちらかというと「RAV4」を思わせる顔をしています。
また、車両サイズも全長が4310mmで全幅が1770mmと、日本仕様よりひと回り大きくなっています。
さらに、プラットフォームに至っては「DNGA-B」というダイハツが東南アジアで展開している車種に適用されているものを使用。パワートレインも純粋なガソリン車ではなく、1.5リッターの自然吸気エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド仕様がラインナップされます。駆動方式もFFのみです。
タイの「ヤリスクロス」はどちらかというとトヨタ「RAV4」を小さくしたようなイメージの車両で、サイズや仕様を考えると、街乗りしやすそうな小型SUVといえるでしょう。
日本仕様とはまったく異なるタイの新型「ヤリスクロス」。日本での購入はできませんが、その反応は決して悪くありません。
各種SNSでは「完全にミニサイズのRAV4って感じだ」「日本仕様を早く出して」といった声も上がっており、少なくない需要がありそうでした。