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トヨタ新型「スターレット」公開! 全長4m以下の「コンパクトSUV」が“25年ぶり”復活!? MT設定もある「新“クロス”」南アで登場

くるまのニュース 2024年8月7日 12時10分

トヨタの南アフリカ法人は2024年7月24日、新型「スターレット クロス」を現地で発売しました。どのようなクルマなのでしょうか。

■トヨタ新型「スターレット」誕生! 今度はSUVに

 トヨタの南アフリカ法人は2024年7月24日、新型コンパクトSUV「スターレット クロス」を現地で発売しました。

 SUVの力強さとクーペの流麗なフォルムを融合したスターレット クロスは、今秋、スズキが日本にも導入する「フロンクス」の兄弟車。フロンクスはインドで生産されている世界戦略車です。

 インドでは生産元であるスズキの販売網だけでなく、トヨタの販売網で「アーバンクルーザー タイザー」という車名で展開されています。近年、トヨタとスズキは協業関係を深めており、その流れの一環として今回、南アフリカへの導入に至りました。

 ところでスターレットといえば、かつて日本で販売されていたコンパクトカーを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。1970年代から1990年代にかけてトヨタのエントリークラスを担ったスターレットは、1999年に登場した世界戦略車「ヴィッツ」によって消滅しましたが、2020年に南アフリカで復活しました。

 とはいえ、新生スターレットは“純トヨタ車”ではなく、これまたスズキがインドで生産している「バレーノ」というコンパクトカーのOEM(相手先ブランドによる生産)車です。

 ともあれ、ややこしい車名変遷を経て登場したスターレットクロス。ボディサイズは全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mm、ホイールベース2520mm、最低地上高170mm。

 パワートレインは1.5リッター直4エンジンに5MTまたは4ATを組み合わせており、最高出力104ps・最大トルク138Nmを発生します。駆動方式はFWDのみで、4WDの設定はありません。

 コックピットは、Apple CarPlayとAndroid Autoを搭載したディスプレイオーディオ タッチスクリーン(7インチまたは9インチ)が全車に標準装備されるほか、上級グレードにはクルーズコントロール、ヘッドアップディスプレイ、パノラマビュー、ワイヤレス充電機能などが装備されます。ただ「トヨタセーフティセンス」のような先進安全運転支援システムは設定されていません。

 価格は29万9900ランド(約245万円)からとなっています。

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 ちなみにスターレットのSUVといえば、1998年に誕生した「スターレット リミックス」が存在します。コンパクトSUVがまだ珍しい時代に、当時140万6000円という価格で販売されていましたが、翌年1999年には姿を消してしまいました。

 スターレットの“SUV”版的な立ち位置のクルマが登場するのは、実に25年ぶりの出来事なのです。

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