スズキの新型コンパクトSUV「フロンクス」の予想価格は190万円台!?
MōTA / 2024年7月25日 11時30分
2024年7月25日、スズキの新型コンパクトSUV「フロンクス」の新たな情報が公開されました。先行して発売されている生産国のインドでは、さまざまな賞を獲得した期待の1台が日本に導入される予定です。 当記事では、そんな新型フロンクスのボディサイズ、外観、内装、パワーユニット、価格予想などを詳しくご紹介。事前に撮影した新型フロンクス(プロトタイプ)の外観、内装の写真も多数掲載しています。 ※予想価格については、日本仕様の発表前のものです。また掲載されている写真はプロトタイプです。発売される車両とは一部仕様が異なる可能性があります。
スズキからコンパクトなSUV「新型フロンクス」が登場
今はSUVの人気が高く、特に日本の道路事情に合ったコンパクトな車種は、新型車の投入も活発です。
最近の新型コンパクトSUVには、ホンダ WR-Vやレクサス LBXなどがあり、ほかにもスバル XVがクロストレックとして生まれ変わりました。
SUVが盛り上がる一方で、販売を終えるコンパクトSUVもあります。その1つがスズキ エスクードです。
激戦となっているコンパクトSUV戦線に投入予定の新型フロンクス。続いて、スズキの新型コンパクトSUVであるフロンクスとはどんなクルマなのか解説していきます。
スズキ 新型フロンクスとは?|インド製を導入する理由
新型フロンクスは2023年に海外で発売されたスズキのコンパクトSUVです。
スズキはこれをエスクードの代わりに日本へ輸入販売します。
ホンダでは「近年、海外工場の生産精度が向上しており、海外製の日本車を輸入販売することが十分に可能になりました」と述べています。
スズキも同様の考えに基づき、新型フロンクスの日本導入を決定したのでしょう。
スズキ 新型フロンクスのボディサイズ
新型フロンクスのボディサイズは、全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mm、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2520mmです。
既存のコンパクトSUVに当てはめると、全長はトヨタ ライズ&ダイハツ ロッキー(全長3995mmx全幅1695mm×全高1620mm)とほぼ等しく、全幅は少しワイドですが、それでもトヨタ ヤリスクロスと同じ数値です。
全高は1550mmですから、全高の高いものが多いSUVの中では低く、都心に多い「高さ制限1550mmの機械式駐車場(立体駐車場)」での利用も可能です。
全長 | 全幅 | 全高 | |
---|---|---|---|
新型フロンクス | 3995mm |
1765mm |
1550mm |
ライズ/ロッキー | 3995mm |
1695mm |
1620mm |
ヤリスクロス | 4180-4200mm |
1765mm |
1580-1590mm |
スズキ 新型フロンクスの外観
スズキ 新型フロンクスの内装
スズキ 新型フロンクスのパワーユニット予想
同様に海外仕様のトランスミッションも全3種類。5速MT、オートギヤシフト(2ペダル式、クラッチを使う有段式AT)、6速トルクコンバーター式ATがあります。
スズキ 新型フロンクスのレビュー・評価
ここではスズキ 新型フロンクスの海外仕様をもとに日本仕様を想定し、評価しています。
外観 | 4.0 |
★★★★☆ |
---|---|---|
内装・居住性 | 3.0 |
★★★☆☆ |
走行性能 | 3.0 |
★★★☆☆ |
運転のしやすさ | 4.0 |
★★★★☆ |
乗り心地 | 3.0 |
★★★☆☆ |
燃費 | 4.0 |
★★★★☆ |
価格の割安度 | 5.0 |
★★★★★ |
〇 スズキ 新型フロンクスの良い点
・1550mmに抑えた全高により、都心の機械式駐車場が利用できる
・ベーシックなグレードは車両重量も1トン以下で走りが軽快
・190万円台のグレードも用意されて購入しやすい(価格はあくまでも予想)
× スズキ 新型フロンクスの気になる点
・ボディ後端のピラー(柱)が太めで後方視界はいま一歩
・輸入車のためグレードやメーカーオプションの選択肢が限られる
・輸入すると国内生産に比べて納期も遅延しやすい
スズキ 新型フロンクスの価格予想|190万円台~に抑えそうな理由とは?
冒頭でお伝えしたように、スズキのコンパクトSUVの販売状況を振り返ると、販売を終了したエスクードは低調でした。
同車は、2023年の1ヶ月平均登録台数が約130台に留まり、トヨタ ライズの約5410台に比べると約2%程度と苦戦しました。では、なぜ販売に伸び悩んでしまったのでしょうか。
その原因を振り返ることで、新型フロンクスの予想価格が190万円前後からのスタートとなりそうな理由が見えてきます。
※以下の予想価格については、日本仕様の発表前のものです。
エスクードの販売が伸び悩んだ理由
エスクード販売低迷の背景には、価格の割高感も影響していました。
エスクードは2015年に1.6Lエンジン搭載で登場しましたが、その後1.4Lターボが追加されて1.6Lは廃止され、最終的に1.5Lハイブリッドのみとなりました。
ハイブリッドは4WDのみの設定で、グレードも1種類です。トランスミッションは変速時に若干のショックが生じやすい6速オートギヤシフト。そして装備を充実させる代わりに価格は297万円に達していました。
これら販売には不利な条件が重なり、エスクードはコンパクトSUVが人気を高める中で、販売に伸び悩んだのです。
フロンクスでは190万円台に抑えながら他社SUVに対抗
この反省を踏まえ、フロンクスは低価格グレードが設定されるでしょう。
1.2Lノーマルエンジン搭載のベーシックグレードが導入されるとすれば、衝突被害軽減ブレーキや運転支援機能を標準装備としながら、価格を190万円台に抑える見込みです。
スズキの「アンダー200万円シリーズ」により販売も堅調になるはず
フロンクスに190万円台のグレードが設定されると、コンパクトカーのスズキ スイフトハイブリッド MX(192万2800円)、コンパクトで背の高いスズキ ソリオハイブリッド MX(192万1700円)などと並び、スズキの小型車に「アンダー200万円シリーズ」が形成されます。
【筆者:渡辺 陽一郎/写真:和田 清志/マルチ・スズキ/森山 良雄/茂呂 幸正】
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