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雅子さまの訪英に主治医「極秘同行」か 全ての日程にご出席を果たして「完全復活」を証明するための“安心材料”に

NEWSポストセブン 2024年6月20日 16時15分

 両陛下が訪英のため日本を発たれる日が迫っている。8日間の日程のうち、雅子さまのご出席が発表されている機会は数少ない。それでも雅子さまは、できる限り多くお出ましをされたいご意向だという。力強いパートナーの同行は、万難を排して臨みたいというお気持ちの表れだ。

 6月13日より連日、天皇皇后両陛下と愛子さまの今年5月の御料牧場での様子が、宮内庁の公式インスタグラムに投稿されている。タケノコ掘りに苦戦される愛子さま、防護服姿で動物と戯れられる雅子さまと愛子さま、日の差すなかでのご一家のサイクリング──公務やお出ましの際とは異なる、私的な場面の飾らないお姿が人気を博し、フォロワーはついに160万人を突破した。

「当初の狙いどおり、これまで皇室のご活動にそれほど関心が高くなかった若年層を中心に、天皇ご一家のご様子が知られるところとなったようです。フォロワー増は、高い好感度の証左でもあるでしょう」(宮内庁関係者)

 インスタグラムの運用を担うのは宮内庁の広報室だ。とはいえ、天皇ご一家のプライベート写真の公開は広報室の一存で決められることではなく、両陛下の許諾を得ているとされる。

「御料牧場でのお写真は一足先に報道機関に配布されており、インスタグラムでの公開に至るまでには時差がありました。ご静養の際のお写真を一度公開すれば、今後のご静養の際も同じようにしなければならない。また、世間の反応も読めないところがある。そうしたさまざまな観点を多角的に精査される時間が必要だったのでしょう。結果的にお写真の公開は大成功でした。両陛下の英断といえます」(皇室記者)

 インスタグラムでの好評価は、6月下旬に迫った両陛下のイギリス訪問の追い風となるだろうという見方もある。

「皇太子妃時代には、外国訪問に精力的に取り組まれていた雅子さまに対して、疑問を持つ声も、かつてはありました。しかし時代は変わり、いま多数を占めるのは、皇后としてイギリス訪問をされる雅子さまを応援したいという前向きな声です。雅子さまは、SNSを通してそうした期待を実感されることもあるでしょう」(前出・皇室記者)

 今回の訪英は、もともと2020年にエリザベス女王から招待を受けていたがコロナ禍の影響で延期になり、改めてチャールズ国王の招待を受け実現したものだ。また、英王室は、選挙期間中には慣例として公務を控えてきたが、両陛下の訪問の日程は7月4日投開票のイギリス下院の選挙期間の終盤と重なり、異例といえる。

「イギリス王室は、スナク首相との昼食会を取りやめるなど、計画されていた日程を変更したうえで両陛下の招待に至ったそうです。両陛下の国賓としての訪問に期待をかけていることの表れでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 両陛下は6月22日に日本を発たれ、29日にお戻りになる予定だ。訪英中、25~27日の3日間は、国賓として接遇を受けられる。

「国賓待遇の日程のなかでも最も重要になるのが、ホース・ガーズ・パレードで行われる歓迎式典、ウェストミンスター寺院での無名戦士の墓への供花、バッキンガム宮殿で行われるチャールズ国王夫妻主催の晩餐会など主要な行事が目白押しの25日だとみられています。両陛下そろっての参加が予定されています」(前出・宮内庁関係者)

 ところが現時点で、最終日のオックスフォード訪問を除き、25日以外の日程に雅子さまが出席されるかは不透明だ。23日午後のロンドンでの在留邦人らとの面会など、追加の日程が17日に複数発表されたが、雅子さまはご体調次第でのご出席になるという。

「雅子さまは、公表していた予定に出席できず、周囲に迷惑をかけてしまうことを恐れられているといいます。事前の日程発表が限られているのは、慎重を期されているためとみられています。

 しかし、雅子さまご自身は、願わくはすべての日程に出席されたいはずです。特に、陛下の強い希望で実現したというエリザベス女王の墓前への供花など、国賓待遇の期間中はなおさらでしょう。全日程へのご出席をかなえるべく、雅子さまは目下、調整段階に入られているそうです」(前出・宮内庁関係者)

 ご訪問前のご負担を軽減すべく、慣例となっているご出発前の記者会見には、雅子さまが出席される予定はないという。さらに今回の訪英に際しては入念な準備がなされている。雅子さまの主治医である大野裕医師の「極秘同行」が決まったというのだ。

あくまで安心材料

 2004年に適応障害が公表されて以降、雅子さまは大野医師のもとで治療に取り組まれてきた。毎年、雅子さまのお誕生日に合わせて公表される医師団の見解にも、大野医師は深くかかわっている。

「昨年の見解では、雅子さまにとって21年ぶりの国際親善のための外国訪問となったインドネシア訪問に触れたうえで『御日程を工夫しつつ、念入りに御準備をなさり』『温かい歓迎をお受けになりました』という前向きな表現がみられました」(前出・皇室記者)

 昨年のインドネシア訪問では、渡航の直前に宮内庁から「医師は同行しない」と発表された。主治医不在のなか、1週間という長期の日程にもかかわらず、雅子さまは予定になかったイベントに次々と出席され、人々と笑顔で交流された。

「雅子さまは大野医師の同行なしでも外国訪問を成功に終えられたことに、自信を深められたのではないでしょうか。雅子さまのご様子には、大野医師も手応えを感じたことでしょう。今回の訪英への同行は、雅子さまの状態を医師として確かめることも目的としてあるのではないでしょうか。結果次第では、今年の医師団見解に、雅子さまの現状や治療方針について、新たな進展がみられる可能性もあります」(前出・宮内庁関係者)

 もちろん、大野医師に求められるのは、ご出席に向かわれる雅子さまのご体調のフォローでもあるだろう。

「イギリス国王2代にわたって招待を受けられている今回の訪英の重みは相当なものです。雅子さまはもちろん、陛下でも緊張される部分はあるでしょう。雅子さまの精神的支柱ともいえる大野医師の同行はどれほど心強いか。とはいえ、雅子さまはご自身のご体調をコントロールされることに自信をつけられてきましたから、大野医師は“安心材料”に過ぎないでしょう。

 大野医師の前ですべての日程へのご出席を果たし、訪英を成功に終えられることは、完全復活の証明にもなりますから、雅子さまは並々ならぬご覚悟で臨まれるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 雅子さまがかつての輝きを取り戻される日は近い。

※女性セブン2024年7月4日号

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