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これが日本発の月面探査車だ! HAKUTOが鳥取砂丘での走行試験動画を公開

sorae.jp 2016年10月27日 9時4分


 
人類史上初となる、月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」。世界10カ国以上から集う民間ベースの16チームが競い合うこのレースでは、日本からも「au×HAKUTO MOON CHALLENGE(以下、HAKUTO)」が参加します。そしてHAKUTOは新たに、月面を駆ける探査車の「鳥取砂丘フィールド試験」の動画を公開しました。
 
Google Lunar XPRIZEでは探査車を月面へと送り込み、月面で500メートル以上走行させた後に画像や動画を撮影。そしてそれを地球へと送信する必要があります。そのためにHAKUTOでは通信技術を提供するauやIHI、スズキ、セメダインなどさまざまな民間企業が協力して探査車を開発するのです。またその優勝賞金も2000万ドル(約21億円)と、かなりゴージャスなものになっています。
 

 
今回鳥取砂丘で試験走行を行ったのは、プリフライトモデル3(PFM3)。実際に月面を走行するフライトモデルとは若干見た目が異なりますが、それでも自分の力で砂漠を走破している様子が確認できます。砂漠なんて人間の足でもかなり歩きにくいのに、モリモリ乾燥した砂の上を走行するHAKUTOのローバーには頼もしさすら感じてしまいますね。
 
9月終盤に実施されたこのテストでは、障害物を設置したコースを走行しながらカメラや通信機能のテストも行われました。どちらも実際の運用や電波の特性など複雑な要素がからむテストですが、報告によれば必要なデータは取得できたようです。
 
なお、HAKUTOの打上げ時期は2017年の8月〜9月を予定。レースの結果はやってみないとわかりませんが、それでも民間企業が知識と技術を提供しあって共に月面を目指す姿は素晴らしいですね!
 
Image Credit: YouTube
■201609鳥取砂丘フィールド試験
[https://www.youtube.com/watch?v=enGftaxRAJY&feature=youtu.be]&utm_source=rss&utm_medium=rss

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