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ヴァージン・オービット、米政府から契約獲得 飛行機から「LauncherOne」ロケット打ち上げ

sorae.jp 2017年11月21日 8時0分


 
航空機からのロケット打ち上げを目指す米ヴァージン・オービット社は、アメリカ国防総省から人工衛星の打ち上げ契約を獲得しました。打ち上げミッションは2019年の実施が予定されています。
 
ヴァージン・オービットは英ヴァージン・グループの傘下企業で、中古ジェット機「ボーイング 747-400」から「LauncherOne」ロケットの打ち上げを目指します。母機は高度約1万1000m上空でLauncherOneを切り離し、ロケットもエンジンに点火。ペイロードとしては最大約500kgまでの小型人工衛星などが搭載可能です。
 
またヴァージン・オービットはすでにNASAなどからも、契約を取り付けています。今後はモハベ砂漠に輸送したLauncherOneで地上テストを行い、その後にテスト用のロケットを5機ほど製造。そして、2018年の早い時期に初打ち上げを予定しています。この初打ち上げに成功すれば、実際の商業打ち上げも開始されるのです。
 
ヴァージン・グループといえば、民間宇宙旅行の「ヴァージン・ギャランティック」がありますが、その他にも宇宙への足がかりを確かなものにしようとしているようです。
 
Image Credit: Virgin Orbit
■Virgin Orbit scores deal to launch satellites for the Department of Defense
https://www.theverge.com/2017/11/17/16648336/virgin-orbit-launcherone-defense-department-cosmic-girl
(文/塚本直樹)

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