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実は間違いだらけの「美容院の利用法」…プロが教える4つのNG言動――大人気記事トップ10

日刊SPA! 2024年3月22日 15時44分

反響の大きかった記事を厳選して届けてきた大反響トップ10。今回は2023年の大反響270本を再集計、その上位に輝いたトップ10を発表してきたが再び大反響。そこで惜しくもトップ10入りを逃した記事も順不同で続けて紹介!(集計期間は2023年1月~11月まで。元記事の初公開2022年3月10日 記事は取材時の状況) *  *  *

 性別を問わず、外見の印象を大きく左右する髪型。男性は、女性ほど身だしなみに気をつける人は多くないが、それでも清潔感や周囲からの好感度のためには気をつける必要は誰しもある。

◆男性が美容室を利用する際の注意点とは?

 しかし、多くの男性が頭を悩ませるのが美容師や理容店でどのように希望を伝えるべきという問題。「おまかせで」と言ったところで、自分の理想通りになるほど事は単純ではない。

 そこで、名古屋市の人気美容室「mulum(マルム)」で“メンズ専門スタイリスト”として腕を振るう流拓也氏に男性が美容室を利用する際の注意点を聞いた。

◆▼クーポンに釣られて新規のお店をまわる

 ホットペッパービューティーなどの予約サイトは、自分に合った美容室を見つける強い味方。これを利用するのは決して悪くないのだが、新規クーポンばかりに釣られていると、理想の美容室やヘアスタイリストに出会えないという問題もある。

「男性のお客さまは、どんな髪型にしたいのか、説明するのが苦手というか、億劫に感じる方が多い印象です。にもかかわらず、毎回新規の店を利用してしんどい思いをされている方がいる。新規クーポンは魅力的かも知れませんが、長い目で見れば、自分に合った美容室やスタイリストを見つけたほうがお得です」

 いい店やスタイリストの見分け方として、流氏がオススメするのはサイトの口コミをチェックすること。流氏の店にも、口コミを見て訪れた人は少なくないとのこと。

「口コミで店を選んだあとは、担当してくれたスタイリストさんのカットの腕はもちろん、聞き上手かどうかもチェックするといいでしょう。うまく理想の髪型を聞き出して再現してくれるスタイリストさんなら、満足度が高くてリピートしやすいと思います」

◆▼スタイリストに「お任せ」で注文する

 ただし、いくら相手が聞き上手であっても、新規の場合は「お任せ」でお願いするのは避けたほうがいい。少なくとも、短くしたいのか、これから伸ばしたいのかだけでも決め、伝えたい。

「髪の長さのイメージがあっていないと、イメージ通りの髪型になることは絶対にありませんし、短くカットした髪をすぐに伸ばすことができないように、カバーするのも難しい。お客さまとコミュニケーションを取りながら、理想のヘアスタイルに近づけるのが我々の仕事とはいえ、最低限、仕上がり後の髪の長さだけは決めておくようにしてください」

◆▼ワックスやジェルの付け方だけを教わる

 また、ヘアスタイルを維持するために、ワックスやジェルの付け方だけを聞くのも実は悪手。セットの仕方を聞くときは、ドライヤーの当てから教えてもらうのが正解だ。

「YouTubeの動画などでも、ワックスやジェルを丁寧に教えているものが多いですが、それよりも大事なのはドライヤーの当て方なんです。というのも、ドライヤーを当てて土台を整えておかないと、いくらワックスやジェルをつけてもヘアスタイルが決まりません。逆にドライヤーがしっかり当てられるようになれば、ヘアスタイルは一瞬で整いますよ」

◆▼次回の利用まで2か月以上の間隔をあける

 ドライヤーの当て方をマスターして、自分でスタイリストが整えてくれた髪型を再現できるようになれば理想だが、カット周期にも気を使うべき。髪型や髪質などによって変化するので一概には言えないが、どんな腕のいいスタイリストがカットしても、3週間ほどで髪型のバランスが崩れてきてしまうのが美容師業界の通説とのこと。

「なので、僕のお客さまには、1か月から1か月半のペースで予約を取るようにすすめています。さすがに3週間だと時間を取るのが難しいですし、お財布にもやさしくないですから。最初にお話しした通り、行きつけの美容院やスタイリストを決めておけば、カット周期の相談もしやすいと思います」

 美容室を賢く利用して、理想の髪型を見つけてしっかりと維持してほしい。

<取材・文/黒田知道>

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