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飯村一輝 無念銅メダルならず「詰めの甘さを実感」日本フェンシング・加納に続くメダルはお預け

スポニチアネックス 2024年7月30日 4時33分

 ◇パリ五輪4日目 フェンシング男子フルーレ個人(2024年7月29日 グランパレ)

 フェンシングの男子フルーレ個人が29日にグランパレで行われ、飯村一輝(20=慶大)が3位決定戦でニック・イトキン(24=米国)に敗れ、銅メダル獲得はならなかった。

 試合は一進一退の攻防。11-14とマッチポイントを握られたが、飯村は意地で1ポイントを奪い返した。だが、最後は力尽きて、12-15で敗れた。

 飯村は「ベスト4までは自分のプレーを一貫してできていたのですが、準決勝、3位決定戦と相手も強くなる中で自分のプレーを貫くことができなかったのは、詰めの甘さを実感した。勝ち切る力が必要だな、と思いました」と肩を落とした。

 それでも、メダルマッチでのグランパレの雰囲気については「過去一の歓声と観客と盛り上がりはすごい経験になりました」と話し、世界ランク1位で迎える男子団体での雪辱を誓うとともに「ロスに挑戦したい」と4年後の個人戦も見据えていた。

 準々決勝では地元フランスのマキシム・ポーティと対戦し完全アウェーの中、15―14と1点差で競り勝った。準決勝では東京五輪金メダリストの張家朗(27=香港)を相手に11―15で惜敗。3位決定戦に臨んだが、あと一歩及ばなかった。

 ◇飯村 一輝(いいむら・かずき) 2003年(平15)12月27日生まれ、京都府出身の20歳。小学1年の時、太田雄貴も在籍した「京都フューチャーフェンシングクラブ」で競技を始める。龍谷大平安高から慶大に進学し総合政策学部3年。1メートル69、65キロ。

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