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今永昇太は7回無安打無失点で12勝目 快挙お預けもカブス3投手継投でノーノー達成 本拠ファン大興奮

スポニチアネックス 2024年9月5日 10時53分

 ◇ナ・リーグ カブス12-0パイレーツ(2024年9月4日 シカゴ)

 カブスの今永昇太投手(31)が4日(日本時間5日)、本拠でのパイレーツ戦に先発。7回無安打無失点で12勝目を挙げた。

 初回1死からレイノルズのゴロを三塁手・パレデスが失策。出塁を許したものの次打者・ゴンザレスを遊ゴロ併殺に打ち取ってピンチの芽を摘んだ。この失策は当初、内野安打だったが、後に失策に変更となった。

 2回は2四球で2死一、二塁も8番・テーラーを左直に打ち取った。3回以降は5回までパイレーツ打線を無安打に封じた。

 6回に2失策で2死一、二塁のピンチを招いたが、4番・クルーズを空振り三振に仕留め、味方のミスを自らの腕でカバーした。

 7回も相手打線を三者凡退に封じたが、球数が95球になったことからか、カウンセル監督が継投を決断。8回からは2番手・ピアソンがマウンドへ。今永のノーヒットノーランはお預けとなった。

 それでもピアソン、3番手・ホッジもパイレーツ打線を無安打に封じ、3投手の継投によるノーヒットノーランを達成。本拠リグリーフィールドのファンらは快挙に両手を突き上げ大喜び。熱狂の渦に包まれた。

 大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、ノーヒットノーランは球団史上18度目で、継投による達成は2021年のドジャース戦以来、2度目という。

 打線も初回に無死一、二塁から鈴木が左前打を放つと、相手左翼手が打球処理を誤り、その間に二塁走者・ハップが生還。先制点を奪うと、2回にはハップの適時打などで3点を加点。3回もスワンソン、クルーアームストロングの2者連発アーチが飛び出すなど、6回までに11点と強力援護した。

 今永はこの日の登板が26試合目で、DeNAでの19年の25試合を上回りシーズン自己最多登板となった。

 前回8月30日(同31日)のナショナルズ戦は6回3失点と試合をつくり11勝目をマーク。9月1日に誕生日を迎えた左腕が31歳初登板で快投し、12勝目を挙げた。

 日本投手のノーヒットノーランとなれば、野茂英雄(1996年ドジャースで2001年レッドソックス)、岩隈久志(2015年マリナーズ)に次いで3人目だったが、快挙は持ち越しとなった。

 鈴木誠也は「3番・DH」で先発出場し、4打数2安打だった。

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