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楽天5連敗でCS進出完全消滅 岸が魂の121球力投も…5回痛恨の落球から逆転3失点 本拠で“終戦”

スポニチアネックス 2024年10月1日 20時32分

 ◇パ・リーグ 楽天1―5ロッテ(2024年10月1日 楽天モバイル)

 楽天が5連敗でクライマックス・シリーズ進出の可能性が完全に消滅した。今季21度目の先発マウンドに上がった岸孝之投手(39)は8回1/3で121球を投げ6安打5失点(自責2)の力投も、守備での痛恨のミスが響き逆転負け。し烈な3位争いを繰り広げてきたロッテとの戦いは、138試合目に4位が確定し本拠で終戦となった。

 打線は相手先発右腕・佐々木朗希の立ち上がりを攻め、2死から辰己と浅村が連打で出塁後に、暴投で先制した。

 投げては岸が17歳下の“怪物”を上回る快投を見せ4回まで散発2安打無失点。しかし、1点リードの5回に中村奨への四球と安田に中前打を許し、2死一、二塁のピンチを招く。迎えた9番・友杉への4球目、124キロのチェンジアップをひっかけさせ、打球はフラフラっと左翼方向へ。遊撃・村林が追いつき捕球したかに見えたが、落球し、さらに追ってきた左翼手・伊藤と交錯。打球が外野を転々とする間に二走・中村奨だけでなく、一走・安田にも生還を許し一気に逆転された。続く1番・岡には左中間を破られるエンタイトルツーベースを打たれ、友杉にも生還を許しこの回3点を失った。

 痛恨のエラーによる3失点(自責0)にも気持ちを落とさなかった岸は9回1死まで力投。しかし、9回にピンチを招き藤平と1死で交代。結局2点を失い突き放された。気合の投球を見せた岸は8回1/3で121球を投げ5失点(自責2)で今季11敗目(6勝)。チームは今季138試合目でCS進出の可能性が完全に途絶え4位が確定。今江監督の就任1年目は、交流戦優勝などシーズン終盤まで奮闘も残り5戦で借金は3となった。

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