大相撲の新大関・大の里(24=二所ノ関部屋)が8日、宿舎提供など二所ノ関部屋とパートナーシップを結ぶアイ工務店(本社・大阪市)から化粧まわしを贈られた。
同社が寄贈するのは新十両に昇進した昨年秋場所前に次いで2本目。紺の化粧まわしには昇進伝達式の口上で述べた「唯一無二」が刻まれ、文字は書道家の武田双雲氏が揮毫(きごう)。下には「飛翔」の文字がデザインされた。同日、福岡市西区の部屋宿舎で贈呈式が行われ、大の里は「感激しております。十両昇進の際に最初にアイ工務店さんからいただき、たくさん(土俵入りで)使って幕内昇進につながったゲンのいいものでした。しっかり結果を残して恩返ししたい」とあいさつした。
この日の取組編成会議では初日に同じ2000年生まれの平戸海(24=境川部屋)との対戦が決まった。「15日間長いので相手どうこうというより、自分のやるべきことをしっかりやっていきたい」
秋巡業を体調不良で途中離脱。「体調面に不安はありました」と明かすなかで4日に大関・琴桜と、5日に師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)と、それぞれ三番稽古をこなした。「しっかり稽古は積んできました。1年最後の場所で、大関として初めての場所になる。1月からいい流れで来ているので、いい形で終われればと思います」と意欲を見せた。