阪神・藤川監督が、安芸キャンプを訪れた前監督の岡田オーナー付顧問から、青空教室で帝王学を叩き込まれた。紅白戦前の打撃練習中、三塁側ベンチ前で立ったまま“会談”がスタート。ナインが打ち終わるまで続き、実に1時間25分に及んだ。
「今シーズン、(顧問が)対戦相手をどう見ていたのか、うちのチームの選手とか、シーズンの流れとか、目に見えない内側のところを、1時間以上ですか。すごく、ありがたい時間でしたね」
途中から小谷野打撃コーチも加わり、技術や戦術を含め、さまざまなアドバイスを受けたもようだ。「本当に血となり肉となるので。自分の引き出しになる会話がきょうもあった。それをゲームの重要な局面の手前で出せるように」。岡田顧問は11日まで滞在予定。教えに耳を傾けることが多くなりそうだ。