Infoseek 楽天

[REPORT] テティソ、少女時代をうのみにする“ユニットの反撃”が始まった!

THE FACT JAPAN 2014年9月17日 16時33分


「2年ぶりですね。会いたかった!」
気まぐれな天気が続く最近、夏と別れたくない人々と、両手を広げて秋を歓迎する人々、そんな彼らを満足させるための新譜が出てきた。ガールズグループ少女時代のユニット「テティソ」(テヨン、ティファニー、ソヒョン)がその主役。2年ぶりの新譜、2ndミニアルバム「Holler」を発表した。
16日の午後7時、ソウル・芳荑洞(パンイドン)にあるオリンピック公園内・ウリ金融アートホールで、「Holler」の発売記念ショーケースが開催された。タイトルはショーケースだが、現場はすでにコンサート以上のバラエティな音楽祭り。テティソのファンらは1000席を空席なく埋め尽くし、開演前からピンク色のペンライトを振りながら熱気を噴出した。

約束の時間。いよいよテティソがステージに上がってきた。タータンチェック柄の衣装を個性に合わせて着た3人のメンバーは、ユニットのデビュー曲『Twinkle』でスタートを切った。オープニングから爽やかに歌う3人の姿に、ファンらは熱狂的に歓声し、特に男性ファンらの熱いかけ声が場内の隅々まで響いた。
楽しく公演の始まりを知らせたテヨン、ティファニー、ソヒョンは、次のステージで雰囲気をガラリと変え、甘いステージを用意した。1stミニアルバムの収録曲『Baby Steps』で感性が爆発するステージを繰り広げるテティソは、これまで少女時代としての完全体やテティソとしてショーケースを開いたことがなく、この日のステージで1stアルバムの収録曲を連続して歌いながら祭りを満喫した。
2曲を終えたテティソは、明るい笑顔でファンらにあいさつ。ソヒョンは「みなさん、会いたかったです!ミニ2集でお会いできて嬉しいです」と伝え、ティファニーは「映画の試写会のような場が多いですが、私たちも今回ニューアルバムのステージを先に公開することになりました。一緒に楽しんでいきましょうね」と叫んだ。

1stアルバムの収録曲『Love Sick』を歌ったあとは、本格的な新曲ステージが始まった。その1曲目の『アドレナリン (Adrenaline)』は、楽しいビート感が一品な楽曲。3人のメンバーはビートに合わせたパフォーマンスで客席と呼吸した。ソファを道具にして男性ダンサーらと激しい振り付けをみせると、ファンらは一気に興奮の渦に包み込まれた。
アルバムの紹介とパフォーマンスに先立って、SHINeeのミンホが司会者として登場した。彼は「テティソの初めてのショーケースを仕切ることになってとても光栄です。2枚目のアルバム発売を控えて、みなさんもそのステージをもっとも先に見られる貴重な機会を得られました。僕たちみんな、目の保養になります!」とウイットに富んだコメントで会場を沸かせた。

そんなミンホのコメントを受けながら、テティソはいっそう明るく余裕のある口調でアルバムを紹介し始めた。ティファニーは「今年の3月に『Mr. Mr.』の活動を終えて、日本でアリーナツアーを展開しました。その時すでにテティソの新譜作りに励んでいました。いろんなコンセプトを考えながらベストと思った6曲をまとめました」と説明した。
収録曲『私はあなたに(Whisper)』は、甘いメロディーにアコースティックの要素が加わったミディアムポップ。テティソのメンバーたちが愛する恋人に告白する気持ちを、ささやくように歌う楽曲だ。メンバーたちは「これまでのテティソは、ムードがあってセクシーな歌はしませんでしたが、今回は新しく挑戦してみました。この曲はメンバーらが一番好きな曲なので、もっとも早くお聴かせしたいと思って13日に先行公開しました」と口を揃えた。

『Stay』は、ドラムとシンセの清涼な感じが3人のボイスと調和された曲。ティファニーは「この曲は真夏に録音しました。だからビートとディスコがとても楽しいです。しかし、こうやって秋に発表することになりました。“旅立つ夏の思い出よ、行かないでここにいてほしい”という意味で聴いていただけましたら、一味違う楽曲になるはずです」とセンスのあるコメントでアピールした。
甘美な感じをたっぷりと込めた『Only U』は、末っ子ソヒョンが作詞した。彼女は「真実な愛を見つけて、永遠に守りたいという物語を書いてみました。今年の始まりに、両親とスイスのアルプスに旅行を行きましたが、目の前の雪景をみたら何かが浮かんできました。その一日で歌詞を完成したんです」と自慢した。
夏を感じさせる『アドレナリン(Adrenalin)』と『Stay』、秋の感性『私はあなたに(Whisper)』『Only U』がアルバムの調和を成し遂げる中、最後はタイトル曲『Holler』が飾った。テヨンは「『Holler』は重みのある曲です。アルバムの中に良い曲がたくさんありますけれども、その中心をとってくれる楽曲でもあります」と紹介した。
ビッグバンドブラスの重さに、メンバーらの個性満点なボイスカラーが混ざった『Holler』のステージが始まった。テヨン、ティファニー、ソヒョンは水を得た魚のように歌いながら情熱的なパフォーマンスを繰り広げた。観客はこの日一番の熱狂を上げながら3人を応援し、場内のボルテージは最高潮に達した。

ショーケースの終了後、記者会見で会ったテティソは、自信にあふれた覚悟と抱負を語ってくれた。「今までの少女時代とテティソがビジュアルパフォーマンスで推してきたなら、今回の武器はボーカル・パフォーマンスです。発展して成長していくアイコンになりたいです」「すべての気持ちを込めて歌っていきます」「私たちのさまざまな魅力を少しずつゆっくり楽しんでいただけるように見せていきます」と語る3人のメンバーは、もはや完全体を乗り越えるユニットの反撃となって、そのスタートラインに立っている。

THE FACT|パク・ソヨン記者

この記事の関連ニュース