“泳ぐ宝石”が世界との懸け橋に…小千谷市のニシキゴイが駐日イタリア大使館の池に放流されました。その理由は?
ニシキゴイ発祥の地として知られている新潟県。
優雅に泳ぐ小千谷市うまれのニシキゴイ。
この日、次々とトラックへ…
向かうのは東京にある駐日イタリア大使館だといいます。
〈全日本錦鯉振興会 平澤久司 理事長〉
「大使館に大きい池があるんです。そこにイタリアの要人や日本の要人が見に来て、ニシキゴイを鑑賞して、ニシキゴイのすばらしさを少しでも広めたい」
小千谷市とイタリアとの交流が始まったのは、おととし新潟市で開催された「世界錦鯉サミット」がきっかけです。サミットを通じでニシキゴイの魅力を広く発信し、輸出の促進などにつなげようという試みで開催されました。
サミットで生まれた“縁”をより強固なものにしようとニシキゴイが贈られたのです。
7月3日、大使館の庭園の池に放たれると歓声が上がりました。
〈ジャンルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使〉
「最近、聞くところによると日本のみならず世界、特にイタリアでもニシキゴイの人気があると聞いています」
〈小千谷市 宮崎悦男市長〉
「国魚・ニシキゴイがイタリアと日本、世界平和の懸け橋となることを期待しております」
小千谷市によると、すでにイタリアへの輸出は始まっていて、今後はニシキゴイだけではなく、そのほかの特産品にも力を入れていきたいということです。
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