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「鯉」の音読み、知っていますか?「こい」じゃないよ。【漢字クイズ】

OTONA SALONE / 2024年4月15日 10時0分

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「鯉」です。

 

「鯉」の読み方は?

訓読みでは「こい」と読みます。鯉は日本人にとって古くから馴染みのある魚です。絵画に描かれることも多い美しい魚。ゆったりと泳ぐ姿に癒されますよね。また、鯉にエサをあげた経験のある方も多いはず。

 

今回は「鯉」を音読みしてください。「鯉」の音読みを含む言葉(熟語)は意外とありますよ。

 

正解は……

 

「リ」です。

 

「鯉」の解字

形音。魚+魚(音)。

出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版

 

ここでは、「鯉」(リ)を含む言葉を紹介します。

 

・鯉魚(リギョ)

鯉(こい)の字義

 

・鯉魚風(リギョフウ)

陰暦9月の風、秋風

 

・鯉書(リショ)

手紙。鯉の腹の中から白絹に書かれた手紙が出てきたという故事による

 

・鯉庭(リテイ)

子が父の教えを受ける所。家庭教育の場所

 

・養鯉(ヨウリ)

鯉を養殖すること

 

ーーー

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ーーー

 

日本人と鯉のつながりは?

色鮮やかで、美しい斑点の錦鯉は日本が世界に誇る鑑賞魚です。外国人にも「NISHIKI GOI」で通じます。錦鯉は江戸時代に新潟県中越地方の集落で誕生。錦鯉は同県で今でも盛んに飼育されており、令和4年には「世界錦鯉サミット」が開催されました。

 

江戸時代、鯉釣りは下級武士の内職や食を目的として行われていました。明治時代になり釣り堀ができると、庶民の間でも趣味として楽しまれるようになります。

 

鯉と聞いて、「こいのぼり」を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。魚が空を泳ぐようにたなびくこいのぼりは力強くも、美しいですよね。こいのぼりは江戸時代に武士階級から始まりました。鯉の滝登りの故事と男の子の成長や出世が重ねられています。

 

現代では、関東エリアの人にとって鯉を食べる習慣はあまりないでしょう。しかし、京都府や滋賀県には鯉料理を出すお店が多くあります。

 

※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)

※参考文献:山本和由『鯉釣り』、松沢陽士『錦鯉を創る: 新潟から世界へ』

※「漢検」は公益財団法人 日本漢字能力検定協会の登録商標です。

※字体に関しては、『漢検要覧』をご覧ください。

出典:『漢検要覧1/準1級対応』公益財団法人 日本漢字能力検定協会

 

◆漢検受検級の目安チェック | 日本漢字能力検定 (kanken.or.jp)

 

≪アメリカ文学研究/ライター 西田梨紗さんの他の記事をチェック!≫

 

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