卓球女子でパリ五輪団体戦のダブルス起用が有力視される平野美宇、張本美和（ともに木下グループ）組が〝苦戦〟を強いられている。
同じ拠点で活動する平野、張本組は多忙な合間を縫って練習に励んでいるが、３月のシンガポールスマッシュで１回戦でインドペアに敗戦。５月上旬のサウジスマッシュで初戦敗退に終わった。７日に行われたＷＴＴコンテンダーザグレブは１回戦で快勝するも、準々決勝は横井咲桜、大藤沙月（ともにミキハウス）に２―３で敗れた。
団体戦は多くの卓球関係者が「第１試合のダブルスが一つのカギを握る」と予想。金メダルのカギを握ると言っても過言ではないが、思うような結果を残せていない。この現状にはファンからも「平野・張本組、結果が出ない。前後の距離感かなあ」「張本、平野ペアは心配です」「パリ五輪危うし」など不安の声が上がっている。
先月の取材で張本は「試合になったらこういうパターンだったり、こういう方法でいこうと練習してきているが、試合になるとちょっと難しい部分がある。うまくいかなかったりとか、練習と感覚が違かったりとかするので。いつももっともっと練習しよう話し合っている」などと語っていたが、ここから巻き返すことはできるか。