弁護士で元大阪府知事の橋下徹氏が１６日、「日曜報道」（フジテレビ系）に出演し、４日後に告示が迫った都知事選（７月７日投開票）で、小池百合子都知事と蓮舫氏がいまだ公約を発表していないことに苦言を呈した。
橋下氏は「今の段階で公約が出ていないって、本当にちょっと情けない都知事選。蓮舫さんが出してしまうと小池さんが同じようなものを出してきて、自分の公約がかすんでしまう。駆け引きしている場合じゃない。蓮舫さんはあくまでチャレンジャーなんですから、まず真っ先に公約を出して、小池さんの都政のどこが問題で、解決策があるのかぶつけていかないと」と蓮舫氏にハッパをかけた。
また小池氏に対しても「現職の都知事であっても選挙の場合には各候補者は対等の立場にならないといけない。現職の知事だから他の候補者と何か同じ土俵に乗らないわよという雰囲気を感じてしまう。都民のためにどういう都政をしたいのか？ 新人候補者と直接の議論をして、メディアを通じて見せないといけない」と独りよがりの姿勢を斬った。
「蓮舫さんは駆け引きし過ぎ、小池さんも新人候補者と議論しないのはおかしい。大阪では考えられない。１か月ぐらい前から公約を出し合って、さんざんコメンテーターにボロカス文句を言われて、選挙を迎える。都民の皆さん、こんな都知事選でいいんですか？」と公約、議論なき都知事選に疑問を述べた。